2020年01月13日

絶好調一之輔師とちょっとした奇跡 上野鈴本演芸場二之席 昼の部 2020/01/13


ニ之席はいいよね。
お正月の華やかさと、じっくり聴ける豪華な顔付けと。
初席は芸人も客も多すぎてねえ。

ということで、今回は寄席を体験してみたいというご希望を頂いたので、お連れしました。
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会場 : 上野鈴本演芸場

柳亭市松『牛ほめ』
春風亭一左『真田小僧』
伊藤夢葉 奇術
三遊亭歌司『小言念仏』
古今亭志ん輔『酔っぱらい』
笑組 漫才
三遊亭歌奴『新聞記事』
柳亭燕路『粗忽の釘』
立花家橘之助  浮世節
古今亭文菊『権助提灯』

仲入り

翁家社中 太神楽
三遊亭白鳥『アジアそば』
柳家小袁治『紀州』
春風亭一朝『芝居の喧嘩』
林家二楽 紙切り (羽付、土俵入り、炎鵬)
春風亭一之輔『お見立て』
木戸銭3,000円


12:30開演だけど混みそうなので11時から並び始める。入場開始30分繰り上げは鈴本演芸場昼の部人気番組の常なれど、初心者はわかんないよねそんなの。

前座は柳亭市松『牛ほめ』きちんと大きな声で。続いてきっちりとした語り口に明るい芸の春風亭一左『真田小僧』はもうすぐ真打の雰囲気。披露目は3月下席から。ここで色物 伊藤夢葉 奇術 は淀みない漫談口調に磨きがかかってやたらおかしい。ムチを使う辺りが大好き。

ここでベテラン三遊亭歌司『小言念仏』は小三治師とはまた一味違う明るさが正月っぽい。さらにベテラン古今亭志ん輔『酔っぱらい』はもちろん『替り目』の序。俥屋とのやり取りは絶妙なれど夫婦のやり取りもっと聴きたかったな。笑組 漫才はいつもの寄席らしいユルさ。技術は確かなのでもう少しピリッとしたネタも聴いてみたい。

三遊亭歌奴『新聞記事』相変わらずまっすぐ聴きやすい声がいい。さらに得意の歌もちゃんと入れてくる。柳亭燕路『粗忽の釘』はこの師匠らしい表情の可愛らしさが粗忽を盛り上げる。立花家橘之助  浮世節は前座(林家きよひこ)の太鼓に合わせた三味線曲弾きが楽しい。速すぎて太鼓追いつかない。仲入り前を締める古今亭文菊『権助提灯』久しぶりに聴いたらなんか語り口がより中性的な感じに。女性二人の表情による演じ分けが見事。

仲入り明けてクイツキは翁家社中(和助・小花)太神楽 細かい工夫でぐっと笑いどころが増えたけどやはり土瓶が好き。そしていよいよ爆弾登場三遊亭白鳥『アジアそば』いやあこれまた傑作ですねえ。ヒンズー教にアラーが出てくる(後でちゃんとひっくり返す)あたりから畳み掛けるように爆笑をかっさらう爽快感。

一朝師の代演柳家小袁治『紀州』立川談志から聴いた政界裏話のまくらから、この噺につなげる絶妙さ。若手に見習って欲しい。ここでなんと春風亭一朝『芝居の喧嘩』え、休演じゃないの?代演頼んでいたの忘れて楽屋入りしちゃって、そのまま高座へ。江戸言葉のかっこよさがいつも通り炸裂。ふたりとも聴けちゃったのはちょっとした奇跡。
ヒザは林家二楽 紙切り(羽付、土俵入り、炎鵬)相撲のお題が2つ重なったところで綺麗に切り分ける腕の確かさが頼もしい。
出演者が一人増えたのにここでちゃんと30分残ってる。立前座がうまく時間の工面をしたのかな。

トリの春風亭一之輔『お見立て』毎度爆笑のまくらはやや短く切り上げて噺へ。いろんな『お見立て』聴いてきたけど個人的ベストですわ。杢兵衛大尽の田舎者ぶりが「無粋・下品」より「予測不能な言動」で表現されて、喜助がそれを拾ってさらにボケてこんどは杢兵衛が突っ込む。そして涙流すためのお茶の代わりに「こより」。つくるところが無駄にうまいのがまたいいんだ。やはりきっちり16:30終演。

一之輔の二之席。ゴロもいいじゃないの。
充実のプログラムに寄席初心者お二人も大満足。

夜の喬太郎師トリも連れて行きたかったなー。やっぱり大行列でしたけど。


m_shike at 23:11コメント(2)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント一覧

1. Posted by ますめっど   2020年01月19日 21:33
初席の時期は黒門亭とか国立なんかがじっくりと聴けてよいですわ。あとは連雀亭も。
2. Posted by 4k   2020年01月21日 23:58
黒門亭良さそうですね。ノーマークでした。

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