2019年08月26日

ブロードウェイと阿弥陀池 桂三四郎 桂三輝 兄弟会 2019/08/25


東京中心に大活躍の三四郎さんと、現在NY拠点に活躍中、カナダ人落語家の三輝さんの兄弟会。

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会場 : なかの芸能小劇場

桂三四郎・桂三輝 トーク
桂三四郎『過去のないワイン』
桂三輝『(野球についての新作)』

仲入り

桂三輝『動物園』(英語版)
桂三四郎『阿弥陀池』

木戸銭3,000円(予約)


●桂三四郎・桂三輝 トーク

一緒に修行した兄弟。でも三輝は38歳での入門、三四郎さんの今の年齢。
「いま入門して修行しろと言われても絶対無理」そうだろうなあ。

さらに三輝さんの代演で三四郎さんがNYまで行った話など、出資者を集めたり、契約に苦労したりするブロードウェイの事情など、いちいち面白い。

●桂三四郎『過去のないワイン』

もともと寺田倉庫のために作られた作品で、数ある三四郎作品の中でも一二を争う名作だと思う。生で聴くのは初めてかなあ。

擬人化の自然さが生み出すおかしさが、まあ見事。柳家喬太郎師の『コロッケそば』を思い出す。

●桂三輝『(野球についての新作)』

ほぼ8割は漫談。この国に来て21年。とにかくまあ珍しい体験してきたひとなので、ネタは次から次へと面白い。
口調はやや聴きにくいところがあったり、言い回しの変なところはあるけど、リズムのよさが傷を塞いでしまう。途中でちらっと披露した英語版寿限無がまたいい出来で。
野球についての新作は、まあそんなによくできているわけじゃないけど、テンポの良さでしっかり笑いとって聴かせてしまう。

仲入り

●桂三輝『動物園』(英語版)

『ZOO』と書くべきですかね。三四郎さんのMOMOみたいに。
有名なネタをほぼ中学生レベルの英語でまとめているので、客はみんな巻き込まれる。細かいニュアンスを飛ばした分だけ会話や仕草の妙が浮き出してくるのが面白い。「こんなくだらない噺をわざわざ英語で」というところでもまた笑ってしまう。まるで玉川太福さんが些細な話を大仰に唸るときみたいに。

これが海外で受けるかどうかはよくわかんないけど、少なくとも僕はゲラゲラ笑った。リズムとメロディが、やっぱり落語なんだな。英語になっても。

●桂三四郎『阿弥陀池』

三四郎さんのこの噺は2回目。前よりも笑ってしまった。さらっととしたアホのアホさが、心地良い軽快なリズムで強調されて、バカバカしさをビンビン増幅する。
客席の湧き方がものすごかった。

三輝さん、もっとコテコテの古典をまた聴いてみたいけど、ブロードウエイがあるからしばらくは無理かな。
三四郎さんはとにかく打率が高い。口を開けば必ず面白い。また聴く。



 

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m_shike at 10:30コメント(1)落語 | 生落語感想 

コメント一覧

1. Posted by ますめっど   2019年09月01日 09:57
一度行きたい兄弟会。
一週前に道楽亭で瓶ニさんと二人会。
久々に少数のお客さんで、みんなで打ち上げに行った感じになりましたね。

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