2019年09月14日
カバーとスタンダード 桂宮治vs立川吉笑 2019/08/24
15回目だって。第1回に参加した者としては感慨深いね。
会場 : らくごカフェ
桂宮治・立川吉笑 トーク
桂宮治『戦え!おばさん部隊』
立川吉笑『片棒・改』
仲入り
立川吉笑『親子酒』
桂宮治『井戸の茶碗』
木戸銭2,000円
●桂宮治・立川吉笑 トーク
女子高生の香りがするボディソープを差し入れしてもらった話以外は、伏せるぺぎでしょう。宮治さんが喋り散らかして吉笑さんが困る、でも元気をもらう、という構図は第1回から変わらない。吉笑さんのいなし方はうまくなった。●桂宮治『戦え!おばさん部隊』(作:三遊亭白鳥)
宮治さんがこのネタを掛けているという話はネットで聴いていた。うん、似合うね。ただネタとしては僕は苦手です。おばさんの肉体的特徴があまりにも飛びすぎてて、のめりこみにくい。
自衛隊側のスタッフのキャラがいかにも宮治さん向き。
●立川吉笑『片棒・改』
白鳥師に影響受けた師匠・立川談笑師のネタなので、色合いは似てしまった。とはいえ楽しい。メタな展開などふだんの吉笑さんが使わない落語筋肉使ってがっちり談笑世界に食いついているのがまた面白い。で、改めて思っちゃったんだけど談笑師の魅力って声なんだね。談笑改作は談笑師の声とセットなんだなあと気が付いた。
吉笑さんはこの噺を自分の肉体に馴染ませるためにさらにかけていくのだと思う。
仲入り
●立川吉笑『親子酒』
もう何度も聴いているのだけど聴くたびに面白くなるのはなぜ。人物がアクティブに動く「吉笑の古典」ができつつあるのか。次のネタはなんだろう。
●桂宮治『井戸の茶碗』
こういう噺も実は似合う宮治さん。屑屋・清兵衛のパニック顔が最大の見せ場。宮治さんを兄貴と慕うわん丈さんは高木の爽やかさ。この噺は人によって聴かせ方が全然違うのが面白い。立川寸志さんとか、喬太郎師とか、ブラック師とかね。
そろそろ真打が見えてきている宮治さん、まだちょっと時間をかけるつもりで、毎月のひとり会を意欲的に仕掛けている吉笑さん。
この会、いつまでやってくれるかなあ。
コメント一覧
1. Posted by ますめっど 2019年09月14日 16:19
宮治さん、成金のメンバーがどんどん真打になっていくので いろいろとあるんでしょうね。ふと見せる真剣なお顔が増えてきたような。松之丞さんに先にいかれたのはちょっと大きい感じがする。
吉笑さんはいつ真打になるんでしょう?
吉笑さんはいつ真打になるんでしょう?
2. Posted by 4k 2019年09月14日 16:29
宮治さんは抜擢もありと思っていましたが、ここまで来たらじっくり時間かけて準備してほしいです。吉笑さんは高座のたびに進化していくので、こちらももうしばらく時間かけてネタ増やしてからがいいかなあと。
3. Posted by ますめっど 2019年09月15日 12:35
宮治さん、抜擢があればかなり前になったでしょうね。途中で兄弟子も出来ちゃったし。
4. Posted by 4k 2019年09月16日 01:22
本人が納得行くまでじっくりやってほしいです。