2019年04月14日
原点からの飛躍 立川吉笑ひとり会 2019/04/07
表参道、クレヨンハウスの先、ちょっと奥にこんな会場が。
吉笑さんがかつてコントグループ「イクイプメン」で活動していたときの拠点、ラパン・エ・アロ。
会場 : 表参道ラパン・エ・アロ
立川吉笑『親子酒』
立川吉笑『tion』
仲入り
立川吉笑『あたま山』
立川吉笑『夢中中の夢中』
木戸銭2,500円(予約)
●立川吉笑『親子酒』
会場についての思い出をまくらにして、久しぶりに聴く吉笑さんの古典。普通に面白かった。ちょっと変わった設定が一箇所だけあったけどあとはまあスタンダードな筋運びで、思い切りの良いオーバーアクト気味な酔っぱらいの演じ方がけっこう好き。●立川吉笑『tion』
いやあこの噺はツボでした。身体のどのツボ押したらどうなるのか。このワンアイディアだけでグイグイ引っ張れるのが吉笑さんの腕。演目のセンスもさすが。
仲入り
●立川吉笑『あたま山』
ネタ出し。このネタは感慨深い。僕が吉笑さんを初めて聴いたのは二ツ目昇進直前の談四楼独演会『てれすこ・序』で、その中にあたま山も出てきたのだった。
やはり設定がいい感じにずらしてあって、これがまたいい感じにハマって、まあ面白い。
●立川吉笑『夢中中の夢中』
僕の大好きな古典落語『夢八』(夢見の八兵衛)の冒頭部分を拡張したら『風来のシレン』みたいなダンジョンもの(? ゲーム詳しくないからよくわからない)になった、みたいな噺。これも吉笑落語に特有の「反服」が効果的に使われて、複雑な構造なのに客をグイグイ引っ張る力がある。もう一回聴きたい。※引っ越しの話が面白かったんだけど、また別の記事に。
昨年の『説明会』以降、ぐっとアクセルを踏み込んだ感のある吉笑さん。
今年は毎月第一土曜日にこの「ひとり会」を開催するとのこと。ぜひぜひ、足をお運びいただきたい。
そしてこちらもよろしくお願いいたします。
↑2011年.@tatekawakisshou 立川吉笑が凄い!二つ目昇進文句なし!この人が今後どうやって進化するのか、どうやって落語の世界を拡張してくれるのか、楽しみでしょうがない。 #rakugo
— 四家正紀(シェアする落語) (@shike) 2011年10月16日