『シェアする落語』次回は7/7です。

2019年02月16日

能楽堂で浪曲 奈々福 独演 古典落語練る練る! 2019/02/09


初めてGINZA6、初めての能楽堂
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会場 : 観世能楽堂

玉川奈々福・曲師:沢村豊子『浪曲教室』
玉川奈々福・曲師:沢村豊子『清水次郎長伝 お民の度胸』

仲入り

玉川奈々福・周防正行 対談
玉川奈々福・曲師:沢村豊子『仙台の鬼夫婦』
木戸銭2,500円





観世能楽堂なのに多目的ホールと書いてあるのは、こうやって下手の柱(目付柱)が外せるからなんですね。
スピーカーはどこに埋め込まれているのだろう。屋根かな。太棹の音がよく響く。

二日間連続で480席完売。大したものです。

まずは奈々福さんが出てきて、銀座のお客様のために浪曲教室。はじめて浪曲聴く人はこの中でどのくらいいるのかな。みんなで復習という感じか。ただ「文化の国フランスでも『古典芸能』は残っていない」という指摘は新鮮で重要。

次郎長伝は見事なんだけど、節が少ないので奈々福さんの良さがいまひとつ前に出ないような。というより個人的にどうしても虎造の音源と比べてしまう(虎造ばっかり聴いている)ので、なんとも。豊子師匠の三味線は最初から炸裂。

対談はもう興味深い話ばかりで。
ピンク映画で有名な大蔵映画を作った大蔵貢は元弁士で、ちょっとエロい活弁で人気あったとか。監督もピンク出身だもんね。新東宝。『カツベン』絶対観に行く。奈々福さんのシコふんじゃった浪曲化も楽しみ。『平成狸合戦ぽんぽこ』素晴らしかったから。



『仙台の鬼夫婦』はフルバージョンで、これが素晴らしかった。尺に余裕がある分、節がたっぷり。豊子師匠の糸はますます冴え渡り、天井も高い能楽堂の大空間を完全制圧。最後は神田松之丞さんのおかげですっかり有名になった山田真龍軒まで登場、実に愉快でありました。

はやいところ豊子師匠を人間国宝にしてほしい。ほんとに。
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m_shike at 10:28コメント(2)浪曲  このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント一覧

1. Posted by ますめっど   2019年03月02日 13:05
この小屋には一度行きたい。
2. Posted by 4k   2019年03月02日 14:18
この会がなければ行ってませんでした。いい会場です。

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