『シェアする落語』次回は7/7です。

2018年10月25日

圧巻の長講二席 やきもち 立川寸志 2018/10/19


久しぶりの やきもち。相変わらず美しい店内、美人女将。うまい酒にいい落語。

DSC_0478
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会場 : 落語・小料理やきもち

立川寸志『井戸の茶碗』

立川寸志『景清』

木戸銭1,800円 飲食別


やきもち金曜日の新しい企画(この日は二回目)がなかなかいい。

  • 19:30開演と21:15開演の2ステージ制。
  • どちらも公演時間は40分〜50分程度で内容は異なります。 
  • 入れ替えなし。2ステージ見ても1ステージだけでも同料金
  • 席種は定食付きの席3500円と食事なし席(乾き物おつまみ付き)1800円の2種類、どちらも指定席。
  • 公演当日20:30以降(1stステージ終了後)は店頭での料金を1300円に割引。割引料金での予約はできません。
 
スケジュール_落語・小料理 やきもち | 落語・小料理 やきもち 
出演は二ツ目さん、この日の寸志さんは長講が得意なので、このシステムははまる。

●立川寸志『井戸の茶碗』

ちょっとしたトラブルで、15分遅れでスタート。ここには書けない編集者時代のエピソードからスムースに井戸茶へ。

最近浪曲の『茶碗屋敷』を聴いて、改めて思ったんだけど落語の『井戸茶』は「町人を巻き込んでまでプライドを守ろうとする武士の愚かさ」を強調している。これは落語がもともと「人間のダメなところを認め、笑う」芸であるから当然の流れなのだと思うのだが、寸志さんの井戸茶は師匠・立川談四楼の型を継承したうえで、この「武士の愚かさ」を強調している。商人の清兵衛も正直者というより庶民的におっちょこちょい。なんとも落語らしくてとても楽しい。

仲入り



●立川寸志『景清』

寸志さんが二ツ目に昇進した直後にムーブ町屋で宮治さんと開いた会があって、その時にかけたネタ。それ以来聴いていなかった。
これがもう明らかに進化していて、泣ける泣ける。主人公の強がりと本音の落差がきっちり大きく、しかもこの二つがしっかりつながっている。それだけにリアリティはますます増して、台詞ひとつひとつが容赦なく胸を打ち続ける。


というわけで、贅沢な少人数の空間で酒食楽しみつつ落語を楽しめる。素晴らしい空間ですよ。この企画、また寸志さんに出てほしいなあ。

www.kokuchpro.com



m_shike at 10:30コメント(2)落語 | 立川寸志 このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント一覧

1. Posted by ますめっど   2018年10月26日 12:56
寸志さんもしばらく聴いていないなぁ。
やきもちも一回行ってみたいし。
平日の夜働いているとなかなか。
2. Posted by 4k   2018年10月26日 13:07
次は11/10の日本橋亭ねたおろしですね。

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