2018年08月04日

母と娘が幸せになる失恋噺 月刊少年ワサビ 第108回 2018/03/28


かなり前から伺いたいと思っていた会。
平日なのでなかなか来れなかったが、いやあ、もっと早く来るべきだった。
  


柳家わさび『色事根問』
柳家わさび『怖い映像』(三題噺 指切り・定期健康診断・血のり)

仲入り

(次回三題噺 お題決定)
柳家わさび『純情日記横浜編』



●柳家わさび『色事根問』
まずは古典のねたおろし。上方の方からだったかな?すみませんちょっと曖昧。
この噺は寸志さんもやるし、朝橘師が『いもりの黒焼き』の前のほうに入れている。
いつものことながら、入れ事少な目ながらしっかりわさび味が楽しい。


●柳家わさび『怖い映像』(三題噺 指切り・定期健康診断・血のり)
前月もらったお題から作られた三題噺。
これがまたよくできている。まず保育園(幼稚園だったかな)という舞台設定が抜群にいい。どこに題があるか予測つかない、そこにユーチューバーというキャラを立てて、当然失敗する(失敗しないと落語にならない)ここまでの流れがもう見事で、改めてすごい創作力だと思い知った。

この形式をもう百回以上やっている。もはや偉業というべきだろう。


仲入り

(次回三題噺 お題決定)
集まったお題から投票で三つに絞り込む。こうやってまた次の会の予約が入る。何度も繰り返し来てしまう仕掛け。


●柳家わさび『純情日記横浜編』(作:柳家喬太郎)
作者である喬太郎師の高座は映像でしか見たことがないけど、新作落語の世界に現代演劇の要素をしっかり取り込んで、そこに道中付けなど古典落語の要素も盛り込んであって、大好きだった。
わさびさんは、噺を大きくいじっているわけではないのだけど、その持ち前の雰囲気と演出・台詞回しから、やや演劇的なこの噺を、改めて落語の領域に引き寄せている気がした。

僕が見逃さなかったのは、母親と娘のお客さん。親子で顔を見合わせて笑っている。それがもう、本当に幸せそうで。
落語はいろんな形で人を幸せにするけど、こういう幸せは初めて見た。素晴らしいことだと思う。

月刊少年ワサビ1
月刊少年ワサビ2
わさび三題噺
文蔵欧州公演

そしてこの会の後、シェアする落語第21回の企画としてインタビューをさせていただいた。
これがまた、興味深すぎてもう、本当に面白い。

全部で1.7万字あります。順番に公開しておりますので、是非お読みください。

まだ冒頭ですけど、そのうち「三題噺創作の秘密」まで出てきますよ。



m_shike at 21:30コメント(0)落語 | 生落語感想 

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