2018年06月09日

悪い奴らの悪さが魅力 大江戸悪人物語 2018/02/27


ごくまれなことではありますが、ラッキーがありまして。

元同僚さんから連絡、チケットあるけどどうですか。え、早々に売り切れたあれですよね。
行ってみたら最前列の真ん中。



会場 :日本橋社会教育会館
春風亭昇市『桃太郎』
神田松之丞『慶安太平記 佐原重兵衛』

仲入り

蜃気楼龍玉『真景累ヶ淵 お累の婚礼』


●春風亭昇市『桃太郎』

まくらの「客が真横にいる高座」のエピソードが面白くて、あんまり好きじゃない桃太郎もすんなり聞けてしまった。

●神田松之丞『慶安太平記 佐原重兵衛』

「いまの昇市さんは、前座さんはしっかりしている。僕はダメだった」とかとかまくらでぼやきながら笑いを取りながら、徐々に空気を張り詰めさせていく。

ストーリーとしては仲間集めの段階で、派手なドンパチや斬り合いがあるわけではないのだけど、夜桜の下の暗殺未遂から、田舎者なりすまし、これがバレての対決シーンなど、マッチ一本で爆発しそうな緊張を楽しめる。「鉄誠道人」や「最後」のようなおぞましい迫力とはまた違う、悪と悪との心理戦。いいね。
松之丞さんのネタとしては慶安太平記が一番好きかな。もっと聴きたい。

●仲入り

テキスト

●蜃気楼龍玉『真景累ヶ淵 お累の婚礼』

龍玉師久しぶり。好きなのになかなか聴く機会がない。まくらほとんどなしでさらっと噺へ。
『豊志賀の死〜お久殺し』の続きにあたるところらしい。圓朝物らしく、物語が因縁でネジくれまくってるわけですが、これが語りの中でスムースに頭に入ってくるのがまず凄い。説明が過ぎると感情移入しにくくなるし、説明してくれないと良く分かんないし、このあたりの加減が絶妙なんだと思う。
しかしまあ、鎌だの蛇だの小道具の入れ方が際どくおっかない展開の噺を語る龍玉師の襟元から首にかけて、何やら妖気のようなものが感じられるのは気のせいか。人物はどれもしっかりと造られていて、なかでも悪人らしい悪人・勘蔵のキャラがまた素晴らしい。じわじわと強請をかけるところが絶妙。


なかなか今回のような幸運にはお目にかからないし、仕事がどうなるか分からない平日の会のチケットを押さえる勇気はなかなかないのだけど、この二人の組み合わせ、まあ実に魅力的。さすがのいたちやさんと思う次第。

続きが楽しめる人がうらやましい。
20180303_001 (2)

20180303_001 (1)
20180303_001




m_shike at 23:26コメント(2)落語 | 講談 

コメント一覧

1. Posted by ますめっど   2018年06月10日 13:42
慶安太平記はいいですよね。
2. Posted by 4k    2018年06月10日 14:59
いいです。談春師とリレーやって欲しいです。

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
タグクラウド
サイト内検索
最新コメント
シェアする落語に出演された落語家

記事カテゴリ
メッセージ

名前
メール
本文
LINE読者登録QRコード
LINE読者登録QRコード
4k主宰落語会『シェアする落語』情報
プロフィール

四家正紀[4k]


パートナーブロガー 一覧 | アジャイルメディア・ネットワーク
記事検索
月別アーカイブ