2018年03月21日

色とりどりの狂気爆発 第3回 立川流が好き!!(夜の部) 2018/01/08


昼夜通しで前売り買って参戦。
客が入りにくい休日夜の部もいい入り。
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立川談洲『真田小僧』
立川談吉『蝦蟇の油』
立川寸志『死神』

仲入り

立川吉笑『八五郎方向転換』
立川志ら乃『ずっこけ』
一同『トーク』


●立川談洲『真田小僧』
夜の部は普通に前座からスタート。
しかし談洲さんのセンスもなかなか凄い。
子どもがインチキITビジネスマンみたいになるのはうまいなあ。


●立川談吉『蝦蟇の油』
黒紋付で登場。談吉さんの武器である唄い調子が冴えわたって「笑える狂気」の匂いが立ち込める。「すぁておたちあい」って言っただけで客は笑うようになる。

しかしこの黒紋付は。


●立川寸志『死神』
この会のために朝から働き通しの寸志さん。逆に力が抜けたのか、ねたおろしの時よりさらにいい出来。なにより改作部分がはまっているので、初めて聴く客が「おおっ。そう来たか!」という感じでウケている。落ちの、死神の笑顔が何とも狂気。


仲入り


●立川吉笑『八五郎方向転換』
当日の件と立川流新年会をネタにしたまくらでがっちり笑いを取っておいて、吉笑さんらしい斬新な新作。初めて聴いた。

面白かった!

「いま自分は掏摸に遭ったのか。掏摸を追いかけるべきなのか」をひたすら逡巡し続ける。繰り返し繰り返しながら盛り上げる「ループtoグルーヴ」(←勝手に考えた)は吉笑さんの得意技だけど、この噺の場合ほぼ一人しか出てこないので、その尖鋭性がより前面に出ている。それなのに、噺は決してとがっていない。とてものどかで、きちんと「吉笑の江戸」になっているところがいい。


●立川志ら乃『ずっこけ』
もう、まくらから狂気爆発。「俺は着物は黒にする。酔っ払いの話をやると言っておいたのに談吉は黒紋付で蝦蟇の油やりやがった」これを繰り返し繰り返し言うんだけどなぜかねちねちしない。客席は笑いでどんどんヒートアップしていく。さらに「立川流日暮里寄席で番頭役としての自分がいかに役に立たないか」の話がまためちゃくちゃ面白い。このあたりの話の進め方に漂うただなら狂気が楽しい。その雰囲気のまんま極めてスムースに酔っ払いの噺に入る。これがまた狂気の笑いが畳みかけてくる。


●一同『トーク』
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こんな感じでした。

というわけで昼夜通しで立川流のマゴデシたちの大共演、実に充実した内容で素晴らしかった。

正直言えば、疲れた。
前月に『シェアする落語第19回 雷門音助』の感想として「音助さんの落語は疲れないのが好き」というのが何件か寄せられていて、なるほどと思ったんだけど。
疲れる落語もまたいいもんだよ。そこに充実があるならね。
 
まさに充実の一夜、でありました。

この前も書いたけど今年の立川流は仕掛けが多くてとても楽しみ。

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m_shike at 19:45コメント(0)落語 | 生落語感想 

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