2018年03月17日

ベテランと二ツ目でフレッシュな初席 立川流日暮里寄席 2018/01/05


最近立川流の寄席に行ってなかったので、仕事始めを早めに切り上げて日暮里へ。IMG_20180105_195446
志ら松『寿限無』
寸志『庭蟹』
吉笑『狸の恩返しすぎ』
雲水『犬の目』
ねずっち 漫談
ぜん馬『唖の釣り』

仲入り

こはる『初天神』
志獅丸『ざるや』
寒空はだか 漫談
立川談四楼『鼠穴』     


受付がなんとこはるさん。前座が足らないとみた。

●立川志ら松『寿限無』
前座仕事のドジ話ばかり伝わってくるけど、このまえの南極探検といい、この高座といいしっかりした落語やる前座さんですなあ。


●立川寸志『庭蟹』
何度聴いても面白い鉄板ネタ。この日も大うけ。


●立川吉笑『狸の恩返しすぎ』
久しぶりにに聴く初期吉笑の傑作。狸を追い返したところの後悔ぶりが程よいところに落ち着いて、主人公の優しさがしっとりと馴染んでいる。


●立川雲水『犬の目』
雲水師の技術の高さを感じながら笑える話で、特に手術のシーンは仕方も含めて最高におかしい。ほんとに目をくりぬいてるんじゃないかと思えてしまう。


●ねずっち 漫談
ステージ上、山台(高座の台)の前のスペースがあまりないので客席と同じ高さの床に立っての漫談。
やりにくいと思うが芸のほうはさすが。漫談でも見事な謎掛けでワッと沸かす。


●立川ぜん馬『唖の釣り』
大病克服して、実にいい感じに力が抜けてさらに魅力的に。やや緩い間で、しかし締めるところをぴしりとしめて、間抜けな落ちが人の大らかさとして好ましく聞こえてしまうくらい。ぜん馬師乗ってます。


仲入り 太鼓は前座と寸志さんが叩いていた。


●立川こはる『初天神』
ただでさえ子供のキャラがうまいのにちょいちょいセンスのいいクスグリ入れてくるからもう面白くて面白くて。


●立川志獅丸『ざるや』
正月らしくめでたい噺。この前BS12ミッドナイト寄席で聴いた時も思ったけど、グッと大人の味わいが出てきていい感じですね。今年は志獅丸さんに注目すべき年かもしれない。


●寒空はだか 漫談
もう、ほんとに大好き。生まれ変われるなら寒空はだか。こんなふうにしゃべれたらどんなにいいだろう。かっこよくてお洒落で何もかも素敵。「最後にシチューのCMソングにするといい感じに収まる」ネタで爆笑した後、お客みんなで『東京タワーの歌』を堪能。これだけ受けても空気はこれっぽちも乱さない。はだか先生の漫談の後には、何も残っていない。


●立川談四楼『鼠穴』     
はだか先生の後でやりやすそう。ヒザにはやはり色物か。
穏やかな出だしからがっちりと骨太の鼠穴は、メロディとリズムで聴かせながら、さりげない説明が要所に入るので、初心者にも情景が浮かびやすい。蔵が順番に燃え落ちていくシーンなど「落語のもつイメージ喚起力」に驚く人も多いのではないか。語りと台詞、その間のわずかな間、そして抑揚がピタリとはまるから、見えるどころか火の粉まで飛んできたのではないかと錯覚する。そして最後に安心する。一席丸ごとが、強力な「緊張と緩和」。


前座が少なくてちょっと大変そうだったけど二ツ目中心にみんなで力を合わせて、新しい立川流定席を作ろうという気概が感じられた。おそらく寸志さん作のパンフレットも雰囲気いいしとても見やすい。客の入りもその質も良かった。

最近は若手中心の意欲的な番組や、ベテランが全員で前座噺を掛ける会など仕掛けも増えて、立川流、これからますます面白そう。やはり仕掛けないとね。

あと、もうトライアルはやんないのかな。やんなくていいと思うけど。


m_shike at 22:00コメント(2)落語 | 生落語感想 

コメント一覧

1. Posted by ますめっど   2018年03月18日 02:01
上野広小路亭で志らく一門会を日曜日にやってる頃はよく行っておりました。 獅子丸さんも二ツ目上がった頃くらいまでよく見ていたんですが。最後に見たのが志の春さんとの二人会。なんかそれから、志の春さんを見るようになっちゃって。なんか未だに申し訳ない気分なのです。
2. Posted by 4k    2018年03月18日 12:25
志獅丸さん、今年あたりからがちょうど聞き時ではないかと。

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