2018年01月21日

唸る金髪・親指うなぎ 浪曲火曜亭 澤恵子 湊家小ゆき 2017/11/28


ポッドキャストで興味を持って、


唸る金髪、港家小ゆきさん聴きたくて、仕事始末つけて火曜日の浪曲協会へ。


 

港家小ゆき(曲師:佐藤貴美江) 東海遊侠伝
澤恵子(曲師:佐藤貴美江)  開化鰻屋草紙 (大西信行脚本 らくご浪曲)




●港家小ゆき(曲師:佐藤貴美江)『東海遊侠伝』
期待の唸る金髪・小ゆきさん。なるほどこういう声か。ロック系というより合唱で鍛えた美声という感じ。一年ぶりにこのネタを掛けたそうで、ところどころ曲師にフォローしてもらっていたようなところもあったような気もするが、この声は魅力的。

でね。ネタがなんか不思議。
清水次郎長とそのライバル・黒駒勝蔵と因縁の始まりのあたりを描いていて、やはり例によって間抜けな手下のせいでトラブルが発生し、グッと面白くなるわけですか。

『東海遊侠伝』というのは天田愚庵(清水次郎長の養子だったこともある武士・歌人)の書いた本のタイトルなんですよ。次郎長が一躍有名になったという。

東海遊侠伝 - Wikipedia

次郎長と親交があった講釈師・松廼家京伝(太琉)が清水次郎長伝の点取(台本)こしらえ、これを三代目神田伯山に譲り、伯山自身も『東海遊侠伝』を参考に『名も高き富士の山本・清水次郎長伝』を世に出し「八丁荒らし」「次郎長伯山」として大人気。
さらに二代目広沢虎造の熱意にほだされた伯山の弟子・初代神田ろ山から伝えられて、九代目 司馬龍生と三人で作り上げた浪曲・清水次郎長伝で虎造が全国的に大人気ということになるわけです。既に次郎長伝を持ちネタにしていた二代目玉川勝太郎を人気で上回ってしまった。

長々書いたけど、全部ここに書いてあったよ。

でね。この有名な広沢虎造の次郎長伝と、この浪曲『東海遊侠伝』の関係が分からない。分かったのは先代の港家小柳(当代の小柳は小ゆきさんの師匠)の得意ネタだったということと、浪曲『東海遊侠伝』は一話完結だということ。
虎造の次郎長伝はこんなにある。



一話とはいえ、全部やるとかなり長いもので、この日の小ゆきさんは途中まで。フルバージョン聴いてみたい。



●澤恵子(曲師:佐藤貴美江)  開化鰻屋草紙 (大西信行脚本 らくご浪曲)
これまた驚いたネタ。
途中まで、どう聴いても『素人鰻』。先代・桂文楽ですよ。
途中で、鰻職人の夫婦愁嘆みたいなのが入る。浪曲っぽくなる。
最後はまた素人鰻で、恵子師匠、あれやるんですよ、「つかめない鰻」両方の親指でにょろにょろっと。
そこに貴美江師匠が太棹をドロドロドロッとグリッサンドして効果音つけるのね。
大西信行が恵子先生のために書いたのだとか。


がっつり二席浪曲を楽しみ、終演後に「茶話会」。お茶飲んで話すのかと思ったら、常連の皆さんがいろんなお酒をどんどん持ち込んで、それは楽しい宴会に。
 
でもこんなこともあったらしい。
やだなあこういうのは。せっかく芸の噺で楽しくやってたのに。


帰りがけ、小ゆきさんに「太福さんのポッドキャスト聴いて、小ゆきさんに興味持って今日は聴かせていただきました。ところでトム・ウェイツってアメリカの広沢瓢右衛門だよね」といったら「あら!」みたいな感じの笑顔を見せてくれた。たわいもない冗談だけど、こういう話は通じるとうれしいよね。



火曜亭、楽しいです。
平日に行くのは難しいけど、チャンスがあったらまた行こうかなと。

m_shike at 18:01コメント(2)浪曲  

コメント一覧

1. Posted by ますめっど   2018年01月25日 06:31
今「銀河英雄伝説」の連続とかやってるんですよね。後は話題の美舟さんを見るならって感じでしょう。
2. Posted by 4k    2018年01月27日 11:51
赤羽ですよね。これも行ってみたい会の一つです。

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