『シェアする落語』次回は7/7です。

2018年02月07日

やっぱり一番凄いのはこの人だ 愛山喬太郎二人会 2017/12/26


もう何年前から行きたい行きたいと思っていた会。ついに。
予約なし!聴きたきゃ早く来て並ぶしかない!仕事は早めに切り上げた!



三遊亭じゃんけん『浮世床(将棋・隠し芸)』
神田春陽『次郎長外伝〜小政の生い立ち』
神田愛山『大田蜀山人』
柳家喬太郎『縁切り榎』

仲入り(中入)

柳家喬太郎『残酷な饅頭こわい』
神田愛山『妖婆』


●三遊亭じゃんけん『浮世床(将棋・隠し芸)』
凄い会の前座を任されてます。さらりとしっかり開口一番を務めました。


●神田春陽『次郎長外伝〜小政の生い立ち』
喬太郎師の落語仕立てで聴いたことがある噺。小政の可愛さも良く出ててなかなか。


●神田愛山『大田蜀山人』
愛山先生に似合う演目。なんというか、素敵な師弟関係なんだよなー。
狂歌三大家のひとり蜀山人の優雅なダメっぽさと世話焼く弟子の愛情深さ。それがあくまで洒落に包まれているのがとても楽しい。

まくらでの温め方も絶妙。こういう愛山先生が大好きだ。


●柳家喬太郎『縁切り榎』
相変わらずの縦横無尽なまくら。「よし、きょうはもう落語やめてみんなで飲みに行こう!」。
ゲラゲラ笑わせてから珍しい噺へ。
三角関係の解消に悩む優柔不断な色男の行ったり来たり。これがまた絶妙。
キャラに注ぎ込む感情が半端ない。サブキャラもきっちり描き込まれてブレがない。だから笑える。もう、さすがとしか。


仲入り(中入)


●柳家喬太郎『残酷な饅頭こわい』
さっきの一席で十分満足したのに、すごいのをぶつけてきた。
あ「まんこわ」だ。ヒザだから軽く、技で聴かせるのかなと思ったら、

横溝正史か!
ネタ割りたくないので苦しいところだが、とにかく死ぬ。バタバタ死ぬ。まんこわで。死ねば死ぬほど、客は死ぬほど笑う。ただ笑う。
いやあこれはびっくりした。

12月の26日に、この年一番の一席を聴いた気がする。


●神田愛山『妖婆』
愛山先生、このネタも似合うと言えば似合うんですが、おもっ苦しくてちょっときつかった。
後味もまた、苦いんだ。この苦さもまた芸の力なんだろうけど。



愛山先生の味わいに喬太郎師の強烈。これで2000円は信じがたい。

特に、喬太郎師のハードパンチには完全にノックアウトされた。すげえや。

この会、また行きたいなあ。








 


m_shike at 09:59コメント(2)落語 | 講談 このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント一覧

1. Posted by ますめっど   2018年02月07日 11:36
なんかスゴい感じっす。
2. Posted by 4k    2018年02月07日 22:27
もう、完全にやられました。ほんとうに怖いまんこわのパワーはすさまじかったです。

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