『シェアする落語』次回は7/7です。

2018年01月21日

好きな落語家の好きな噺と、いい酒 やきもち 三遊亭好の助・立川寸志 2017/12/3


ひさしぶりに秋葉原の「やきもち」ここはいいですよね。
好の助さんに寸志さんとくれば、これは行かねば。

やきもち 12月 裏

三遊亭好の助『掛川宿』
立川寸志『替わり目』

仲入り

三遊亭好の助『御慶』


●三遊亭好の助『掛川宿』
昔、亀戸梅屋敷で聴かせていただいたことのある噺。確か笑福亭鶴光師の持ちネタ。僕は他の人が演っているのを聴いたことがない。でも面白いんだよね。左甚五郎と狩野探幽の二人が図らずも同じ宿の小部屋に押し込められたけど、これといったべたべたした交流をせず、でも互いの職人芸をもって「いたずらでコラボする」いいよねえ。

こういう噺を選ぶセンス、ドタバタをきっちり面白く演出しながらも、どっかしらクールでさっぱりしているところが好の助さんの持ち味だと思うし、僕も大好きだ。


●立川寸志『替わり目』
好の助さんがリクエストしたゲスト寸志さん。
このふたり、そんなに一緒になったことはないらしいけど、どこかお互い惹かれあうところがあるのでしょう。
酒と落語を楽しむ店にきちんと酒の噺を持ってくる。酔っ払い旦那のセリフにちょこちょこ仕掛けを入れて聴きなれた噺を新鮮に、より笑えるものにする。いつものことながら、しっかりと細かい仕事が入っている。
この噺は、寸志オリジナルの落ちが、しっかり綺麗に入っている。

ゲストの寸志さんは次回の主任。面白い仕掛け。

仲入り


●三遊亭好の助『御慶』
これも好きな噺。年末の富くじに当たってからは、ひたすらハッピーなだけ、そこがいい。年に一度は聴きたいねぇ。
やっぱりこういうツボを突いたネタセレクトが、いかにも好の助さんらしくていい。
演出過剰にならずに、でもリズムはトントンと小気味よく、しっかり笑いを取って後味もいい。江戸前のめでたさかある。

これ来年の年末にも聴きたい。好の助さんで。

●三遊亭好の助・立川寸志 トーク
話題は忘れちゃったけど面白かった。

終演後、酒と料理をたのしみつつ、お二人にご挨拶。
好の助さんとちゃんとお話をするのは初めてて、とても楽しかった。
この日やろうとして結局やめた『ちきり伊勢屋』とか『能狂言』などなど、好きな好の助さんの落語はけっこう多い。そんなわけで「あれいいよね、これいいよね」と話か弾んだ次第。

こういう会話ができるのも、この店の魅力だなあと思う。
貴重なスペースですよ。

で、年明け、ビッグニュースが舞い込んでくるわけですけどね。

落語・小料理 やきもち 
やきもち 12月
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m_shike at 19:31コメント(2)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント一覧

1. Posted by ますめっど   2018年01月25日 06:36
「掛川宿」は講談で聴いたことがあります。
鶴光師匠もきっと講談からでしょうね。
鶴光師匠、松之丞さんの「違袖の音吉」の冒頭で出てくる三侠客のひとり「木津勘助」も持ってたりします。
2. Posted by 4k    2018年01月27日 11:50
ああ、上方の講談ですかね。木津勘助、僕も講談で聴いたことがあります。だれだったかなあ。

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