2017年12月28日

大ハプニングのファイナル 第9回ドージン落語(ファイナル) 一琴・鯉朝 2017/11/4


まさかこんな、波乱万丈のラストになるとは。




瀧川鯉朝『とまどい・下』
柳家一琴『有明ルーレット』

仲入り

柳家一琴『河豚鍋』
瀧川鯉朝『宮戸川』
柳家一琴・瀧川鯉朝・井上新五郎正隆 ご挨拶



●瀧川鯉朝『とまどい・下』
今回は鯉朝師から。もう完全に鯉朝師に当て書きされた作品。
娘の父親がBL作家。もうこのシチュエーションだけで素晴らしく面白気持ち悪く、鯉朝師にぴったり。
ドージンの方々なら大爆笑の落ちも秀逸。


●柳家一琴『有明ルーレット』
「年に1回なんだからやめたと言わずしばらく休むと言っても誰も分からない」というごもっともなまくらでまず爆笑。

ドージン関係者のあるあるを集めたボードゲームを、ドージン好き二人が遊ぶという爆笑ネタが快調に展開している中で事件勃発。

楽屋でなんかあった。
すんごく大きな物音。

これで一琴師のペースが大幅に狂ってしまった。まずどこまで進んだのかわからなくなり、何とか再開したら今度は上下(かみしも)が逆に。毎回安定したうまい芸を聴かせていた一琴師のこんなところ初めて見た。

その後何とか持ち直して、噺は面白く終わったんだけど、一琴師は鬼のような顔で楽屋に戻っていった。


仲入り


●柳家一琴『河豚鍋
気を取り直して古典。やった、僕らの一琴師が戻ってきた。
単純な噺ですよね河豚鍋。これを捌く一琴師の技が冴える冴える。
食べるところもうまいしお互いに先に食わそうとする小心さの演出がたまらなくいい。食べる噺は一琴に限ると言いたくなる。


●瀧川鯉朝『宮戸川』
噂に聞いていた鯉朝師の宮戸川。(上)だけなのに十分怖い。
もともとあの花って女は怖いですよ。厭だよあんなのは(個人の見解)。
鯉朝師はそこにグワっとドライブかけて、花を完全に犯罪者にしちゃうのね。
実に不気味面白い。


●柳家一琴・瀧川鯉朝・井上新五郎正隆 ご挨拶
なかなか表に出てこない井上先生も、最後ということでごあいさつ。
どれだけ多くのドージン好きを、落語好きにしてきたのだろうか、この会は。
文化への貢献が半端ないよなあ。


いつもこの会で披露される井上先生作のドージンネタは、どれもメチャクチャ面白いのに「掛け捨て」なんですよ。もう一度聴きたい噺がいくらでもある。一番は一琴師の『ウチアゲ万歳』。

そんなこともあって、終演後に一琴師に「再演をやってくださいよ」とお願いしたところ「そうですねえ、今日のネタはねえ、ちょっとリベンジしたいですねえ」と。

やってください、行きたいです。

m_shike at 15:29コメント(2)落語 | 生落語感想 

コメント一覧

1. Posted by ますめっど   2017年12月29日 23:18
鯉朝師匠って、見た目としゃべり方でハードル下げておいて しっかりやってくる感じですよね。 先日浅草で喬太郎師匠のクリスマスの作品をかけていた。 よくできた新作をのりこなすタイプの落語家さんですかね。
2. Posted by 4k    2017年12月30日 02:06
ベースにあるのは叙情性だと思います、鯉朝師。

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