2017年11月18日

凄くて可愛い三世代女性 貞寿、はる乃を揉む 2017/09/23


大好きな貞寿先生、初めて聴くはる乃さん。この顔付けはいいなと。

貞寿はる乃


国本はる乃(曲師 沢村豊子)『雷電初土俵』
一龍斎貞寿『東玉と伯円』

仲入り

一龍斎貞寿『猫餅の由来』
国本はる乃(曲師 沢村豊子)『大石山鹿護送』



●国本はる乃(曲師 沢村豊子)『雷電初土俵』
豊子師匠と自分との距離が近い。思わず手元を見てしまう。いいなあ。音がかっこいい。
初めて聴くはる乃さん。まくら(というのかな、浪曲で)が初々しくぎこちない。子供の頃にピアノを習っていたら「ピアノというより三味線の顔だな」と言われたのが浪曲を始めるきっかけだったとか。酷いこというやつもいるものだが、唸り始めたらその酷いやつにちょっと感謝したくなった。

なんという生き生きした、堂々とした芸なのだろう。節も啖呵もかっこいいが何よりその表情が素晴らしい。

豊子師匠の太棹がまた、ピタリとはまって凄いグルーヴ。


●一龍斎貞寿『東玉と伯円』
貞寿先生の講釈師名人伝を聴くのはこれで二回目。素晴らしいと思う。芸能が人と人との繋がりの中で育ち広がっていく様子がしっかりと伝わってくるから。挫折と苦悩と復活と感謝。一つ一つがずしんずんと胸に打ち込まれる感じがする。

真打昇進直後だから、よけい実感がこもった読み方になるのかもしれないけど、多くの人から受けた恩義を決して忘れない人だからこそ、こういう演目がぴったりと似合うのかもしれない。また聴きたい。


仲入り


●一龍斎貞寿『猫餅の由来』
これはまた不思議なネタ。名人伝ではあるものの、よくよく聴くとエグいシーンもあり、甚五郎の個性はそれほど前に出ない。そして猫だけど『ねずみ』に似ている。
それでも貞寿先生はひとつのおはなしとして、ふんわりとまとめて楽しく聴かせてしまう。これはこれでまた凄いんじゃないか。

まあ、貞寿先生、何より猫好きですから。

こっちもまた聴きたいなあ。


●国本はる乃(曲師 沢村豊子)『大石山鹿護送』
さっきの雷電ですっかり感心していたあたくしですが、もう感心どころじゃなかった。
節のグルーヴ感が、もうとんでもない。
道中付け(っていうんですかね?浪曲でも)節の楽しさときたら!手で波を作るところなんかもう最高っすよ。豊子師匠も気持ち乗っちゃうでしょう。
若き大石内蔵助が江戸追放になった軍師・山鹿素行を赤穂へ護送するってだけのはなしが、なんでこんなに楽しくなるのよ。

ちょっともう、びっくりしました。最年少がこれなんだから、浪曲は未来のある芸能ですよ。



仲入りで貞寿先生と豊子師匠の素敵なシーンがあったんだけど、それは胸にしまっておく。

女性に歳のことを言うのはなんですが、これだけ世代の離れたお三方の共演がこうも楽しいのは、ほんとに素敵なことですよ。
道楽亭さんの顔付けはいいねえ。楽しかった。
いったんカフェに退避して、夜もまた道楽亭に。




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m_shike at 23:17コメント(2)講談 | 浪曲 

コメント一覧

1. Posted by ますめっど   2017年11月19日 14:01
はる乃さん、貞鏡さんとのらくごカフェの二人会で見ました。 その日が浪曲以外の人と始めてやる会で座りにも慣れていなかったです。
で貞鏡さんがお姉さん風に振舞っていたのですが、芸歴ははる乃さんね方が1年長かったという… であの唸りなんですね。
貞寿さん、上方の春野恵子さんと共演して相撲談義をしてもらいたいもんです。
2. Posted by 4k    2017年11月19日 17:03
そうそう、浪曲の方は座りは大変ですよね。でもはる乃さんはすでに凄いです。
あのグルーヴする愛嬌はすばらしい。

相撲談義には神田蘭さんも入れてあげたいです。貴ノ花に褒められた阿武松。

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