2017年06月17日

孫文の書の下で 太福三席 2017/05/19


たまたま時間が空いたので、金曜の夜、日本浪曲協会まで出かけました。




玉川太福(曲師 玉川みね子)『五月一郎一代記』
玉川太福(曲師 玉川みね子)『地べたの二人 配線ほどき』

仲入り

玉川太福(曲師 玉川みね子)『清水次郎長伝(八) 久六とおしゃべり熊』


 

●玉川太福(曲師 玉川みね子)『五月一朗一代記』(作・稲田和弘)
長ーいまくらはほとんど「面白い愚痴」。大阪の客とか、ロックバンドのライブにゲスト出演して受けなかったとか。

五月一朗は昔の浪曲師。まったく知らないけどとても人気があったそうな。

昔の浪曲の世界、芸の世界の匂いが漂ってきて、楽しかった。それにしてもあんなに簡単に名前変えちゃうもんなんですね。これはびっくり。



●玉川太福(曲師 玉川みね子)『地べたの二人 配線ほどき』
でました新作浪曲。地べたの二人シリーズ。
実は初めて。

いや、これは素晴らしいですね。
浪曲の場合、他の話芸に比べて

メロディが強くエモーショナル
同じ尺(上演時間)のなかで伝えられる情報が少ない

という特徴があると思うのですが、これは「大きな噺」の「クライマックス」を伝える手法だと思うのですよ。それを太福さんは逆手にとって、
「小さな話」「アンチ・クライマックス」の浪曲を創り上げて、これが見事に成功している。イノベーションですよこれは。浪曲界の三遊亭圓丈だね。

というわけで、たいした人は出てこない、たいしたことは起こらない、なのにグイグイ唸りまくるから、面白い。面白い。

仲入り

●玉川太福(曲師 玉川みね子)『清水次郎長伝(八) 久六とおしゃべり熊』
実はわたくし、二代目広沢虎造のファンでして。

当然音源でしか聴いてないのですが、次郎長伝大好きなんですわ。
なかでもこのおしゃべり熊が好き。実にバカバカしくて落語みたいで。

もちろん任侠ものらしい、泣かせるのも血沸き肉踊らせるのも好きなんですが。

親分・久六の駄目さ情けなさを本人の前でとうとうと語るだけなんですけどね。ほんとに子分なのかなと思うくらい馬鹿にしまくってて、これ斬られちゃうんじゃないのと思うくらい。

で、初めての生・次郎長伝。やはり生の迫力、とくに生の三味線が入ると何ともグルーヴィでいいですなあ。みね子師匠、太福さんの直球・変化球(新作)全てにピタッと対応する安定感がかっこいい。

ただ虎造節に慣れてしまった耳には太福さんの久六・熊はちょっと人物が弱く感じた。この辺は太福さんらしさをもっと前面に出したのを聴いてみたい。


有名な孫文の書。



なかなかディープな空間、日本浪曲協会。いろんな会やってますので、行ってみるといいと思いますよ。

rokyoku.or.jp

浅草駅から徒歩5分です。

m_shike at 17:44コメント(2)トラックバック(0)芸能  

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コメント一覧

1. Posted by ますめっど   2017年06月18日 19:27
木馬亭は行ったことありますが、浪曲協会はまだ行ったことないですわ。
2. Posted by 4k    2017年06月18日 19:35
ふつうに民家みたいな建物で、なんかちょっと面白いです。

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