2017年05月21日

バカ娘と人魚 談吉百席 第二十回  2017/04/08


20回記念ということで、今回はずらっと大ネタ三席。



立川談吉『天災』
立川談吉『らくだ』

仲入り

立川談吉『おせつ徳三郎』


●立川左談次『ご挨拶』(音声のみ)
出囃子の前に「立派ながん患者・立川左談次です」と音声メッセージ。
短いながらもいつもの茶目っ気と弟子への愛情。

●立川談吉『天災』
「今日のゲストは、がん患者と」2013年の第一回の思い出、当時赤く染めていた髪の話など、たわいもない時事ネタなどで温めつつ「今日は古典をみっちり」。
「べら棒」の話を始めたので、大工調べかなと思ったら『天災』こちらのほうがずっと好き。

もともと談吉さんの得意ネタではあるが、八の乱暴ながらもメロディアスな口調が楽しい。乱暴が重くなっちゃうと嫌なんだよね。怖い。タバコ屋で道尋ねたあとの「ばかやろが ありがとよ!」が実に気持ちいい。
後半は怒涛の談吉イリュージョン炸裂。何で出てくるサモハンキンポー。このあたりの「明るく楽しいシュール」は自作の『仏四噺』ともつながってるね。


●立川談吉『らくだ』
前回は今一つだったので、今回はリベンジ。丁目の半次を無理に荒っぽくせず、屑屋を談吉さんが得意な軽さをベースに人物を作り上げたところでリベンジ達成。これはいいよ。ここから磨けばいい。酔っぱらった後の屑屋はまだまだ作れるから。「教わったものを教わったまま、やりました」と言っていたけど。そうなのかなあ。個性充分にでてますぜ。


仲入り


●立川談吉『おせつ徳三郎』
「あまり花見の噺を持っていないので」と花見小僧から刀屋。
花見小僧では、定吉を脅す旦那が「お前を人魚にしてやる!」などなど、ちょいちょい挟まれる談吉イリュージョンが楽しい。お灸から人魚への流れはぜひ聴いていただきたい。
刀屋では一転、刀屋の親父のしみじみと諭すようなセリフがいい。徳三郎の思いつめた感じはもう一工夫ほしい。

それにしても、談吉さんのこの噺の楽しんでいると、刀屋の人情とともに、金持ちのバカ娘の馬鹿さ加減がふわふわと伝わってくるね。


最後はご挨拶と三本で締めて終了。
ネタおろしがなかったのはちと不満だけど、三席とも前に聴いた時より、明らかにレベルアップしていて、良かった。

記念品ということでCDもいただきました。ありがとうございます。

次回
「第二十一回 談吉百席」は6月3日(土)開催。
ぜひぜひ。





 

m_shike at 15:42コメント(2)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 

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コメント一覧

1. Posted by ますめっど   2017年05月22日 07:21
談吉さん、ゆるゆるとながらエンジンがかかって来ているようですね。
2. Posted by 4k    2017年05月22日 21:43
いよいよ本気になってきているのかもしれません。所帯も持ったし。

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