2017年03月24日

好ましい二人会 実は同期の二人会 今のところ一番好きな噺 立川寸志・雷門音助 2017/02/04


ああ、この会ももう一ヶ月半以上前じゃないか。

三遊亭じゃんけん『子ほめ』
雷門音助『置泥』
立川寸志『蒟蒻問答』

仲入り

立川寸志『幇間腹』
雷門音助『宿屋の仇討』
立川寸志・雷門音助『対談』


●三遊亭じゃんけん『子ほめ』
好きな前座さんです。兼好一門は前座なのにきちんと師匠の面白いところ継いでいる気がして、なんか好き。


●雷門音助『置泥』
爽やか若武者音助さん。どちらかというと人のいい泥棒のほうが似合うんだけど、図々しいキャラもばっちりこなすのね。


●立川寸志『蒟蒻問答』
ネタおろししたばかりでまだモノになっていない。いや、人物はとてもいいんです。この噺は地語りが難しい。難しいんだろうなあと思って後でご本人にお伺いしたら、やっぱり難しいんだって。


仲入り

●立川寸志『幇間腹』

これはもう間違いなく「好きな噺」。一八登場のシーン、とにかく畳みかけるグルーヴ感が凄い。すさまじい。ここから最後までテンション下がらず快調に走り続ける。その快感と言ったら!


●雷門音助『宿屋の仇討』
うわあ、難しいのやりますね。
宮治さんみたいな圧倒感はない(あれは凄すぎ)けど、しっかりこなしちゃうんだよね。ただそつなさが少し物足りない感じにもなる。これから時間かけて深みを増していくのでしょう。


●立川寸志・雷門音助『対談』
というわけで、↓こんな感じの話を。

おそらく一人で話すより、このコンビで話をしたほうが「この二人がどんなふうに落語を愛しているのか」「これからどこに行きたいのか」伝わってくる。好ましい芸談。

本番前にプログラムの順番を変更したり、いろいろ大変そうではあったけど、年の離れた同期二人の落語への思いがふわりと伝わるいい会で、これはもう顔付けの勝利。

次回はもっとお客さんはいると思いますよ。僕も行きたい。 

m_shike at 23:45コメント(2)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント一覧

1. Posted by ますめっど   2017年03月25日 05:41
音ちゃん、しばらく見てないなぁ。
“蒟蒻問答” 難しいみたいですね。
ワタクシ、馬石師匠がちゃんと禅宗の形を入れ込んでやってるヤツを見て初めてスッキリした記憶があります。
馬石師匠もそこら辺のところをキチンとやるまで、かけなかったみたいですよ。
2. Posted by 4k    2017年03月26日 13:13
なるほど、仏教の本寸法に迫るわけですね。

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