2016年11月01日
トントントントントーン 門前駿菊噺の会 2016/10/10
ちょっと遅れて会場に入ったら、さらに遅れて僕の隣に座ったのが浜ユウスケさん。
トントントーンと調子よく行く楽しさのなかに、ベテランらしくしっかりと重厚な芯があるのが駿菊師の素敵なところ。来年はもっと大きな会場でもやるみたいです。楽しみー。
久しぶりの武蔵屋宴会場はいっぱいのお客様。椅子にした効果で足の悪いお年寄りも来れるように。
●古今亭駿菊『権助提灯』
落語家が長生きだ、みたいなまくらから、やきもちを焼かないという噺を、この噺へ。
口調がいつもにも増してテンポよく。
もう少し待てば笑いが稼げるところもどんどん前へ前へと進んでいく。1点ずつ取らないでまとめてランナーをホームに返す。権助も臭くなりすぎない。いいなあ。
●古今亭駿菊『品川心中(上)』
ネタだし。
個人的にはあまり駿菊師のイメージにはなかった噺だったけど、やはりテンポでグイグイ乗せていく。そのなかでクッキリと金蔵・お染の人物が浮かび上がってくるのが、さすが。
ネタだしということで、ちょこちょこトチリはあったのだけど、リズムの気持ちよさでさらりと洗い流されていくのです。
仲入り
●古今亭駿菊『妾馬』
結局、言えることは一緒になってしまうのだな。このテンポが気持ちいい。八が屋敷に入っていくところの軽快さが好き。
トントントーンと調子よく行く楽しさのなかに、ベテランらしくしっかりと重厚な芯があるのが駿菊師の素敵なところ。来年はもっと大きな会場でもやるみたいです。楽しみー。