2016年10月07日

「僕らの落語作家」の誕生!井上新作落語みつぼし 2016/09/10


待ちに待った井上先生の新作落語の会。今度はドージンじゃなくて。
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春風亭朝也『殿様いらず』
林家たけ平『わけあり長屋』
桂夏丸『みちばた詩人』

仲入り

たけ平・朝也・夏丸 トーク
井上新五郎正隆先生ご挨拶


●春風亭朝也『殿様いらず』
いきなりトップバッターから衝撃。朝也さんにぴったり。ピッタリすぎる。
まず着想が素晴らしい。名君になりたい殿様、しかし藩内は別に何の問題もない。殿様がやることがない。
そこで始まる大騒動。
なんだか東映ヌーベルバーグ・沢島忠の映画を観ているような爽快感がある。落語のフォーマットをきっちり守りながら、とても軽やかに自由。しかしこれは朝也さんあっての噺だなあ。


●林家たけ平『わけあり長屋』
様々な「わけあり」について語るまくらがまず面白い。アド街ック天国で足立区特集。ぶははは。
噺のほうがまたよくできてる。個人的にはこれが一番好きかな。ちょっと『夢八』を思い出した。
わけあり長屋の「わけ」すなわちバカバカしく怖い話がいちいち面白い。立て続けに爆笑して後半でふっと怪談モードに、見事。たけ平師ぴたりと合った噺だし、たけ平師も見事に演じきった。ちょっと飛ばしちゃったらしいけど。


●桂夏丸『みちばた詩人』
夏丸さんは芸協新作的なものをリクエストしたらしいけど、あまりそれは感じなかった。それよりも「歌がうまい、独特のさっぱりとした柔らかさがある」夏丸さんにやはりぴたりと合わせた噺だなあと。ささやかだけどじわっと心に温かいものが広がる。


仲入り


●たけ平・朝也・夏丸 トーク
普段新作やらない皆さんが覚えるのが大変だったという話が、なんでこんな笑いを呼べるのか。
たけ平師、さすがです。


●先生ご挨拶
芸人たちに呼び出されて、井上先生のご挨拶。らくごカフェ青木さんの計らいで奥様まで引っ張り出されて。
実に温かい雰囲気で。


『ドージン落語』という新ジャンルを確立し、たくさんの傑作を創作してきた井上先生が、ついに「ふつうの」落語でその才能を開花させた。
上方に比べて東京は「落語作家」の存在感がまだまだ薄い。やっと「僕らの落語作家」が登場したのかもしれない。

あ、『ドージン落語』も相変わらず面白いですよ。次回は11/5です。いつもの瀧川鯉朝師・柳家一琴師です。
みつぼし 表
みつぼし 裏
 

m_shike at 20:00コメント(0)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 

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