『シェアする落語』次回は7/7です。

2016年10月08日

これはうまい仕掛け 笑二寸志ねたまわし第三回 2016/09/21  立川寸志 立川笑二


どうにもこうにも忙しいんだけど、どうしても聴きたくなって当日券。
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立川寸志さん

Masanori Shike (四家正紀)(@m_shike)がシェアした投稿 -


 終演後の寸志さん

立川仮面女子『新聞記事』
立川笑二『真田小僧』
立川寸志『宿屋の富』

仲入り

立川寸志『のめる』
立川笑二『景清』 


 

●立川仮面女子『新聞記事』
手ぬぐいと扇子忘れて来て、わきからぶつけられる。
ところどころつたないところがあるのに、なんでこう愛されるのか。僕も好きです。
名前はどうなる。

●立川笑二『真田小僧』
これはもう、笑二さんの技量がストレートに楽しめる演目。
子どものこまっしゃくれ度合いが程よく、しかも個性的。笑二的。ただ楽しい。次回はこれを寸志さんがやるのかな?


●立川寸志『宿屋の富』(初演)
「たいして仲良くないけど、お互いのネタが欲しくてやってる」と悪態気味のまくらから、実に寸志さん向きの噺へ。乞食の自己主張と「慰められる」あたりは捧腹絶倒。あと主人公のほら話もいいですなあ。秩父の地平線。


仲入り


●立川寸志『のめる』
寸志さんはほんとこういう噺が上手い。だまされるというより一方的に出て行ってしくじる噺。そしてご隠居。絶妙です。


●立川笑二『景清』 (初演)
どんだけ稽古したらここまで持っていけるんだろうと思うくらい自分のものにしている。
寸志さんから習って、一度体にしみこませたうえで、細かいところに独自の工夫を控えめに、力強く。
落語家としての笑二さんの貪欲さがにじみ出るような名演、しかも伸びしろはたくさん。


二ツ目同士で噺を教えあう仕組みは昔からあるらしいけど、こうやってお客さんを巻き込んじゃうのは実に面白い趣向、次も来てみたくなるしね。


  というわけで、次は祝日。ぜひどうぞ。

m_shike at 20:30コメント(2)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント一覧

1. Posted by ますめっど   2016年10月09日 12:58
笑二くんには20代で真打になってもらいたいです。
2. Posted by 4k    2016年10月09日 14:50
あの貪欲さを見るにつけ、ぜひやってほしいと僕も思います。

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