『シェアする落語』次回は7/7です。

2016年05月21日

リーズナブルな一文字 落語一文字派vol.4 2016/05/21


土曜の昼に連雀亭、いいね。

 
柳家小はだ『道灌』
古今亭 始『鈴ヶ森』
林家 扇『祇園祭』

仲入り

三遊亭司『百川』 


●柳家小はだ『道灌』
はん治師のお弟子さん。なかなかしっかりしていていい。笑っちゃった。


●古今亭 始『鈴ヶ森』
まくらから噺の出だしまでなんかバタついていたけど、ギアがあってからは快調に。いつもの熱演が面白いだけでなく清々しくもあり。

「師匠以外の方か習った」このネタは、柳家喜多八師ですかね。
 
 
●林家 扇『祇園祭』
初めて。
よく口が回ります。こんな難しい噺に食らいつく意気やよし。
人物、とくに江戸っ子がちょっと弱いかな。
源平とか、地噺やってみたらどうでしょう。やっているのかも。


仲入り


●三遊亭 司『百川』 
 今日のお目当て。真打昇進披露目の鈴本以来、一年振りだ。あの時は楽しかった。豪華だった。喜多八師も出ていた。
「この会をどうしようか、他の落語会とどう差別化しようか、と反省会で話をするんだけど、15分で酔っ払ってしまう。やはり名前が一文字というだけだから、いまひとつ動機が弱い」と「反省会の反省」で爆笑。

江戸の祭りの話から百川。主人と兄貴分が抜群にいい。きっちり人物が創られながら台詞のリズムが実に心地良い。そしてきれい。

ただ噺のせいだろうか、去年までの司師よりちょっと太い、押し出しの強さも感じられて、それがときどき立川談春師みたいにも見えたりして。

グイグイ来てもちゃんときれいなのは、やっぱりいいあなと思う。

ああ、このネタも、ひょっとして喜多八師かなあ。


予約1500円は、ちょっと、あまりにも安いかな。


m_shike at 18:00コメント(2)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント一覧

1. Posted by ますめっど   2016年05月22日 00:38
確かに喜多八師匠のネタっぽいのがチラホラと。
“鈴ヶ森”は文治師匠も習っているそうですね。

林家はやはり地噺ですかね。
以前宮治さんとの会で、つる子さんが“大師の杵”をやってましたね。
宮治にハメられて、前座なのにトリをとらされてましたけど。
2. Posted by 4k    2016年05月22日 09:23
始さんの鈴ヶ森、「馬鹿だよ」の入り方が文治師と似てるなあと。なるほどそういうことですか。

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