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2016年02月08日

片足は尖ってるやさしさ 第六回 四季の萬会 2016/01/30


考えてみれば萬橘師の会に行くのって初めてだな。


三遊亭萬橘『時そば』
三遊亭粋歌『影の人事課』

仲入り

三遊亭萬橘『火事息子』


浅草見番は初めて。ずいぶん天井が高い。そして横に広い。ほとんどが畳に座布団の席。
不思議なスポットライトが天井近い壁に作りつけられていて、高座はかなり明るい。これはいい。

さすがの人気で、いい入り。

隣の部屋が楽屋らしく、萬橘師の鋭角な笑い声が聞こえる。

●三遊亭楽しい『千早振る』
相変わらず芝居っぽい語り口だけど無難に。たしか初高座が萬橘師真打昇進披露の時だったはず。


●三遊亭萬橘『時そば』
独演会らしい長めのまくら。突き刺さるように大爆笑のところと、だらんと緩んでさっと畳むところのバランスとリズムがいい。うんこねたは必ず入れているらしい。なぜ。
地方の中華料理屋の話から時そば。いかにも萬橘師らしい細かく鋭いひねりが入って来て面白い。息が苦しいような笑い方になってしまう。


●三遊亭粋歌『影の人事課』
全くいつもの芸名紹介のまくらから、「今日はリクエストされている噺をやります」と、OLひとり残業の風景へ。もうこのネタは鉄板ですから。前に比べるとやや前半の哀愁が強くて、後半もう少し弾けちゃってもいいかなと思った。たぶん、久しぶりに掛けたのではないかと。

でも初めて聴く人には衝撃的な噺だったと思う。久しぶりに松岡さんに会えて嬉しかったです。
最近の新作聴きたいなあ。


仲入り

●三遊亭萬橘『火事息子』 
おー、この噺で来ましたか。
人物造形も情景描写(火事の最中に目塗りのあたり)も緻密に作り込まれていて、親子の情で泣かせるところはきちんと泣かせる。でもそれはわずかの間。店の小僧二人が実にクールにツッコミを入れて爆笑を誘う。終わった後、聴き手である僕の満足感が凄い。そいて疲労感がほとんどない。 いいなあ。

緩く優しい落語の世界の中に、萬橘師はどこか尖ってクールな視点・クールなキャラを入れてくる。クールさが落語らしい愛すべきダメな人たちを浮き上がらせる。

そんな萬橘師の落語を聴くと、なんとなくコンパスをイメージしてしまう。片足は尖っていて、紙に突き刺さって、もう片っぽの柔らかい鉛筆の芯が、きれいな丸を描くような。萬橘落語って僕のなかではそんな感じ。

またこよっと。 

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m_shike at 09:30コメント(0)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 

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