2015年12月29日

立川流若手のいい顔付け 負けてたまるか!?立川笑二vs立川寸志 2015/12/20


入門は半年違いのほぼ同期、けど寸志さんが結婚した年に生まれたのが笑二さん。
そんな二人の会。


立川笑二『鮫講釈』
立川寸志『崇徳院』(ネタおろし)

仲入り

立川寸志『一眼国』
立川笑二『小言幸兵衛』 (ネタおろし)


●立川笑二『鮫講釈』
確か笑二・寸志・笑笑の会で聴いたことがある、とある有名な落語が挿入される鮫講釈。独自のギャグはやはり楽しい。講釈にもう一段の切れが欲しい気もするけど、そこで勝負している訳ではないのだろうな。途中扇子がとんだけど、張り扇の音は手でも出せるし、ギャグにも持って行ったしね。


●立川寸志『崇徳院』(ネタおろし)
昔の歌番組の話から入るのが寸志さんらしい。また持ち出す歌がピンとくるんだ。同い年だからしょうがない。金井克子(笑)。
例によってネタおろしとは思えないレベルなわけですが、やはり前半の若旦那と熊のやり取りに寸志さんらしさが良く出ている。「……って、うるさい!」ってあたりね。


仲入り


●立川寸志『一眼国』
四谷三丁目・橘家での『寸志ねたおろし』で聴かせていただいて、その出来の良さに驚いた。今回もほぼ同じ型で、なんといっても六十六部の「前職」から作られるキャラクター(のお調子者っぷり)が素晴らしい。これからもっと練られるだろうなあこれ。


●立川笑二『小言幸兵衛』(ネタおろし) 
 若干ぎこちないところ、幸兵衛の小言がちょっと単調になるところがはあったけどレベル高いネタおろし。もっと笑二さんらしい毒だとか色を期待したいところだけど、それはまあこれからなんだろう。


この二人の組み合わせはなかなかいいと思う。それぞれの際立った個性がありながら、どこかに調和が感じられる。
またやってください。


m_shike at 16:54コメント(0)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
note 話芸(落語・講談・浪曲)×IT・マーケティング
サイト内検索
最新コメント
記事カテゴリ
メッセージ
パートナーブロガー 一覧 | アジャイルメディア・ネットワーク
記事検索
月別アーカイブ
アクセスカウンター
  • 累計: