2015年11月03日
バレは究極の滑稽 立川寸志 バレ噺 ゲスト柳亭小痴楽 2015/10/28
●立川寸志『野ざらし』
始まって30分経った頃に入場したのに、八と尾形清十郎がまだやりあっている。どうやら小痴楽さんが来てないので伸ばしているらしい。大変だ。そのせいか、ちょっと息が切れる。
でも面白い。抜群に面白い。特に釣りに入ってからの妄想シーンで、周りの釣り人に自分の妄想への参加を要求するのは、まさに寸志ワールドで、もう、おっかしくてしょうがない。
でも面白い。抜群に面白い。特に釣りに入ってからの妄想シーンで、周りの釣り人に自分の妄想への参加を要求するのは、まさに寸志ワールドで、もう、おっかしくてしょうがない。
●立川寸志『町内の若い衆』
小痴楽さんが20時まで来れないみたいなので、ツナギで軽いのを、と、さらっと噺へ。立川流で良く聴く型だけど、談幸師を連想させる軽快なリズムで愉しく聴かせてくれた。
仲入り
●柳亭小痴楽『磯の鮑』
ようやっと登場。慌てていたのか着物の着方がいつもよりちょっと雑。まくらでNHK新人落語大賞のエピソードなどでしっかりと温めた後にお得意の『磯の鮑』。小痴楽さんらしいジェットコースターのような凄まじい畳みかけはさらに勢いを増して、客がみんな呼吸困難になるくらい笑う。
●立川寸志『嫁の力』
「もう、今ので終わりでいいんじゃない?」と『磯の鮑』を絶賛しつつ、本日のメインコンテンツは艶笑小噺をベースにした寸志さんの新作。
いやあ、もう強烈に馬鹿馬鹿しかった。素晴らしい。
途中まではふつうの古典落語に聴こえるスムースさでさらっと聴かせておいて、いきなりのバレ的展開で「父と子が競い合う」ことになって、おまけに はめものまで入って腹がよじれる。ある格好で親子が歩いて回るわけですが、その親子の歩き方の違いが何とも言えずおかしい。
落ちも驚くほど秀逸。
まあバレなので掛けられるところは限られていると思うけど、あまりにもいい出来なので再演を強く希望する次第。半端ない滑稽、だったよ。
楽しい新宿の夜でございました。
いやあ、もう強烈に馬鹿馬鹿しかった。素晴らしい。
途中まではふつうの古典落語に聴こえるスムースさでさらっと聴かせておいて、いきなりのバレ的展開で「父と子が競い合う」ことになって、おまけに はめものまで入って腹がよじれる。ある格好で親子が歩いて回るわけですが、その親子の歩き方の違いが何とも言えずおかしい。
落ちも驚くほど秀逸。
まあバレなので掛けられるところは限られていると思うけど、あまりにもいい出来なので再演を強く希望する次第。半端ない滑稽、だったよ。
柳亭 小痴楽@kochiraku寸志さんの小噺掘り起こし、凄かったなぁ。
2015/10/28 23:37:35
確かに場所を選ぶかもしれないけど、あれは演っても良いと思うな。
すごい作り直しのクオリティだった。
立川寸志@tatekawasunshi本日28(水)道楽亭プレゼンツ、ほりだしくらだしバレ噺、ご来場有難うございました!寸志「野ざらし」「町内の若い衆」(仲)小痴楽「磯の鮑」寸志「嫁の力」。登場から高座、そして打ち上げまで、一番幸せ立ったのはたぶん俺です。もう小痴楽兄さんにメロメロ。でも負けねえぞ。
2015/10/28 23:39:58
楽しい新宿の夜でございました。