『シェアする落語』次回は7/7です。

2015年10月14日

絶品!『宗Δ梁譟戞〔臍綾抖涜⊇个携犬硫顱2015/10/11


またまた来ました西新井。


古今亭駿菊『真田小僧』
古今亭駿菊『宗Δ梁譟

仲入り

古今亭駿菊『真田小僧』
いくら勉強会的な位置づけの会とはいえ駿菊師の3席に1,000円は破格、だと思います。

●古今亭駿菊『真田小僧』
「今日はエロ・マジ・バカです」あはは。
で、エロと言っても子どものエロ。こういう噺はもうお手の物ですなあ。
何より最後まで聴けたのが嬉しかった。


●古今亭駿菊『宗Δ梁譟
ネタだし。全然知らないネタ。志ん朝師がやってたんだっけ?いわゆる名工伝。

凄かった。

出だしは甚五郎ものなど「宿に泊まったけど金持ってない」展開。これが浜野のような「未熟な職人の修業」へとつながっていく。
宿の亭主が職人・宗三郎のパトロンになるので、浜野よりは『阿武松』のほうが近いか。

この宗三郎を亭主がを叱責するシーンが強烈な迫力で、会場の空間が一瞬、完全に制御された。もともと素晴らしい台詞だが、これを絶妙の語り口で見せつけた駿菊師はやはり凄い。迫力を見せつけた後に、軽妙な笑いをジャブのように何度も挿入し、全体を重くしないのも、とてもいい。

心の底から満足しました。さて、志ん朝師バージョンを探してみようか。


仲入り


●古今亭駿菊『野ざらし』
重厚なネタのあとは、軽快で僕も大好きなこのネタ。これがまた実に楽しい。
細かいところの工夫を、他の落語家の野ざらしとちょいちょい比べながら聴くのも、これまた楽しい。 
「時計屋のまわりはあらかた仏〜」のあたり、大好きですなあ。
賑やかな噺に華があるのは、やはり古今亭圓菊一門ということなんでしょうか。
そういえば、昨日10月13日は圓菊師の命日だったような。

というわけで、三席揃ってばっちり満足。素晴らしい会でございました。


古今亭駿菊独演会(鈴本・11/11(水) 夜席
都合がついたら当日で飛び込みたいと考えております。都合見えている方は前売りで是非。

m_shike at 21:00コメント(2)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント一覧

1. Posted by ますめっど   2015年10月19日 01:05
まだ聴いていないネタに当たる幸福感…いいですね。
2. Posted by 4k    2015年10月23日 09:23
まさに幸福です。まさに。

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