2015年10月04日

絶品の帯久 第335回圓橘の会 三遊亭圓橘 らっ好 園尾隆司 2015/09/26 @深川東京モダン館


身体が空いていれば絶対に参加する落語会のひとつとなりました。
2015年09月27日12時44分29秒
 
三遊亭らっ好『道灌』
三遊亭圓橘・園尾隆司 対談
園尾隆司 『民事と刑事』(←演目不明なので仮に)

お仲入り

三遊亭圓橘『帯久』 
お客さんはギチ満員。

●三遊亭圓橘 ご挨拶
いきなり圓橘師登場でびっくり。今回の企画説明など。


●三遊亭らっ好『道灌』
後の対談で圓橘師もほめていたが、あんまり上手なんで驚いた。
なんといってもリズムがいい。リズムでちゃんと笑いが取れる。道灌で。
これは将来とても楽しみ。


●三遊亭圓橘・園尾隆司 対談
お二人とも正座での対談。
園尾隆司氏は、法曹界では知らぬものなしの元裁判官にて現弁護士。
検索すると情報がざくざく出てくる。
園尾隆司元裁判官が西村あさひ法律事務所に入所! : 飛田&パートナーズ法律事務所ブログ
私は、園尾元裁判官が裁判長として担当された再生事件に関与したことがあり、また園尾元裁判官の講演も聞いたことがありますが、園尾元裁判官のユーモアが混じった巧妙な話術は、(裁判官よりも)弁護士になってこそ、その効果を発揮するのではないかと思っておりました。
弁護士転身後の話から、台湾の裁判所の話、ご自身で手掛ける落語会の話まで飽きさせることなく。



●園尾隆司 『民事と刑事』(仮)
タイトルは勝手につけました。新作落語です。
あんまりよくできた噺なんで驚いた。
裁判の実際の様子を、会話にせず裁判官の台詞だけを使って進めるのはとてもスマート。

聞けば東大落研出身だそうで、なるほど。


お仲入り


●三遊亭圓橘『帯久』 
さあ、いよいよお待ちかねの帯久。
やはり、いいですねえ。決して押しすぎない。さっぱりとした江戸前の芸。
地語りの穏やかなリズム、抑制が効きながらもしっかりと人物を描き出す台詞。
火事のシーンも無理に盛り上げない。でも緊張感は切らさない。
長講でじわじわと、心にゆっくりと沁みていき、最後にはしっかりと充実感が残る。


冒頭のご挨拶で師匠ご本人が仰っていたが、満員のお客様のなかには園尾先生目当ての方も多かったかもしれない。そのなかで、この帯久を聴いて、圓橘師のファンになった方も結構いらっしゃるのではないか。

また来たい。
次回は10月24日15時より。ご予約を是非。

深川東京モダン館



m_shike at 15:36コメント(0)落語 | 三遊亭圓橘 このエントリーをはてなブックマークに追加

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