2015年08月15日
三派入り乱れて豪華な両国寄席 2015/08/10
夏休みなのでふだん行けない会に行きたいなと。18時開始の両国寄席。
三遊亭楽しい『ん廻し』
三遊亭鳳笑『猫と金魚』
柳亭小痴楽『両泥』
母心『漫才』
三遊亭白鳥『老人前座』
三遊亭兼好『天災』
仲入り
三遊亭楽京『紙屑屋』
スティファニー(瞳ナナ)『マジック』
三遊亭王楽『ポ・テチン』
●三遊亭楽しい『ん廻し』
途中から。
達者な前座さんだ。
●三遊亭鳳笑『猫と金魚』
達者な前座さんだ。
●三遊亭鳳笑『猫と金魚』
いろいろ言い訳しながら噺に入っていたけどどうにもなあ。こうもノッキングするとせっかくの面白い噺も、うーん。おまけに落ちで噛んで、あと二つ落ちらしきものをつけ足した。拍手は同情交じり。
●柳亭小痴楽『両泥』
●柳亭小痴楽『両泥』
ゆるんだ空気をピシッと締めるかのような、たたみかける語り口がまくらから爆発。甲子園球場のエピソードなんてそんな大したもんじゃないのに両国亭が揺れるほど受けていた。
噺もねえ、楽しいんですよ。芸協でないとなかなか聴けない噺なのかな。
キャラが完璧に小痴楽さんにぴったり。素晴らしい。
●母心『漫才』
噺もねえ、楽しいんですよ。芸協でないとなかなか聴けない噺なのかな。
キャラが完璧に小痴楽さんにぴったり。素晴らしい。
●母心『漫才』
生は初めて。カツラやめたんですね。それにしても歌舞伎ネタは素晴らしい。先に歌舞伎の所作を仕込んでおいてABCマートの店員として同じことをやる。もうそれだけで面白くてしょうがない。これはもう日本中老若男女誰にでも受ける漫才。
●三遊亭白鳥『老人前座』
●三遊亭白鳥『老人前座』
いやあ、白鳥師でこんなに笑ったの久しぶり。すんなり入っている白鳥ワールド。ほんとに無理がない。ドカンドカン受けてましたねえ。ちょっと落語好きなら誰でも爆笑でしょこれは。
●三遊亭兼好『天災』
生・兼好師は初めてなのかな?良く思い出せない。●三遊亭兼好『天災』
「えー、ここらへんから普通になります」わはは。
主人公のキャラがいいです。乱暴ぶりが怖くならない。平凡にもならない。ちょっとどこかイっちゃってる風で楽しい天災。満足でございます。
ただ、ちょっと声が荒れていた?目の下くまが出来ていた?お疲れ?
仲入り
●三遊亭楽京『紙屑屋』
楽京師は多分初めて。上手いですね。特に唄が上手い。
この噺は大好きなんだけど歌が難しいのかあんまりかからないので、大変に楽しめました。
この噺は大好きなんだけど歌が難しいのかあんまりかからないので、大変に楽しめました。
ただ、芝居の真似が入るので、母心とちょっとネタつく感も。気にしませんがw
●スティファニー(瞳ナナ)『マジック』
●スティファニー(瞳ナナ)『マジック』
いつもの魔女じゃなくてセイラーな感じの服で登場。あんな胸元空いた服は寄席で初めて見たかもしれない。
両国亭の狭い舞台で健闘。「ナナさま大好きー」との声が女性から飛んでました。
●三遊亭王楽『ポ・テチン』
まさかの新作。シネマ落語ですねこれは。ネタ元は『カイロの紫のバラ』。映画のなかから出てきちゃう、あれです。両国亭の狭い舞台で健闘。「ナナさま大好きー」との声が女性から飛んでました。
●三遊亭王楽『ポ・テチン』
残念ながらせっかくのドラマに起伏やメリハリがなくて単調。それでもけっこう楽しかったのはギャグが良くできていたから。
なんか惜しい。王楽師はこの手の新作やるならちゃんとシナリオの勉強してみると見違えるほど良くなるんじゃないかな。
とまあ、例によっていろいろ書きましたが、これで1500円はあまりにも安い。会場満員だし、お盆興行で少し高めにしちゃっても文句来ないんじゃない?
大満足でございました。