2015年06月08日
私的落語メモ 落語が喚起するもの
私的なメモです。
立川談吉さんの『およそ3』を聴いて、ふと考えたこと。
落語を聴いていて、吹いてもいない風を肌に感じることもあるし、エアコンが切り替わったわけでもないのにぐっと寒くなることもある。
落語はイメージを喚起させるが、イメージと言っても(『タイガー&ドラゴン』や『ちりとてちん』に挿入されていた寸劇のような)ちゃんとした映像であることはむしろ少ない。もっと曖昧でぼーっとしてる。だから『二階ぞめき』なんて噺が成立し、『二階ぞめき』をそのまま映像化しようとしても失敗する。たぶん。
ビジュアルイメージに落としきれないところに落語の面白さがある。ような気がする。
ビジュアルイメージに落としきれないところに落語の面白さがある。ような気がする。
以上、メモでした。