『シェアする落語』次回は7/7です。

2015年05月10日

軽やかな『子別れ』 門前 駿菊 噺の会 - 蔵出し(3) 古今亭駿菊 2015/04/29


これまた好きな会。西新井大師前の西新井氷川神社に馳せ参じました。




木戸銭1,000円

古今亭駿菊『牛ほめ』
古今亭駿菊『へっつい幽霊』

仲入り

古今亭駿菊『子別れ(下) 子は鎹』


●古今亭駿菊『牛ほめ』
毎回沢山集まるお客さんのなかに落語初心者が多いとみた駿菊師。分かりやすく笑える与太郎噺へ。やや緩めのペースは客席にがっちりはまり、まくらのスタンダード小噺から落ちまでドカンドカンと受ける。


●古今亭駿菊『へっつい幽霊』
本日のネタおろし。一番楽しかった。
まず、まくらで「へっつい」の説明。これが非常に巧み。説明しないとなんだかわからないし、しすぎると野暮になる。軽く笑いを交えながらちょうどいいところに落として、客の頭の中に「へっつい」をなんとなくイメージさせながらするりと噺に入る。
1席目よりは軽快なテンポですいすいと噺を進め、山場ではきっちり笑いを取って、聴き終わってみれば大満足。あんまり好きではなかったこの噺でげらげら笑った。満足。


仲入り


●古今亭駿菊『子別れ(下) 子は鎹』
2席目でネタだししている大ネタだったので、何を掛けるのかなと思ったらまさかの子別れ。つい最近聴いた圓橘師のような淡々とした味わいに比べるとややウェットな「泣ける」感じなんだけど、泣かせる台詞と笑える台詞が心地よいリズムの中で交互に出てくるので、これまたやはり気持ちいい。落語は聴いてて気持ち良くなくっちゃ。
「げんのう」を「かなづち」にしたのもお客に合わせた配慮か。でも「かすがい」は言い換えられないですよねえ。


 終演後は希望者のみ西新井大師門前の武蔵屋で打上げ。これがまた参加費1000円。サクッと飲んで師匠ともちょっとお話して終了。あまりのコストパフォーマンスにちょっとめまいがしてしまいそう。

次回も行くつもりです。
 

m_shike at 15:12コメント(0)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

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