『シェアする落語』次回は7/7です。

2015年01月30日

秘密基地の新年会は豪華!なってる寄席2015/01/25 寒空はだか・天どん・粋歌


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なってる寄席

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久しぶりに来た合羽橋。おもーい扉を開けないと入れない、なってるハウスで新年会。

木戸銭2000円+ドリンク(この日はコーヒー400円、ほかにも多数)


三遊亭天どん『渋谷の交番』

仲入り1

三遊亭粋歌『卒業』

仲入り2

寒空はだか 漫談 


●三遊亭天どん『渋谷の交番』
なんとトップバッターが天どん師。なんでもこの後の仕事の都合らしくて、天どん師が出て退出のため休憩、粋歌さんが出て退出のため休憩、最後にはだか先生という変則番組「今日は明治座ですよ、最後歌謡ショーですから。お弁当用意しますよー」

相変わらず絶妙の脱力感漂うまくらに爆笑。
噺のほうはあんまり好きなタイプではないけど、ふわふわとした雰囲気は楽しい。力んでやったら面白くないだろうなあ。


仲入り1
たぶん天どん師のお着替→退出のための休憩。


●三遊亭粋歌『卒業』
新入りの前座に楽屋で熟女呼ばわりされたというまくらにまず爆笑。百栄師初めての弟子、百んがさんがある人に似ているという話でまた爆笑。

噺は、これはびっくりした。変態ですよ。変態男の噺。
しかしこの変態、変態のくせして実に倫理観があって……。

うーん、ネタ割らずに書くのは難しいな。

変態男のやっていることは、変態ゆえに犯罪にも踏み込んじゃうのですが、その思いやプロセスは片思いの恋そのもので、だから長期(びっくりするほど長期)にわたる自分の行為を語れば語るほど、何とも愛情が感じられて、ほんわかしてしまう。

男の怪しい感じ、でもこいつ悪い人じゃないなという感じ、このあたりにリアルに演じられるのが粋歌さんの凄いところ。また独身女性の生活についての描写もきっちり細かくて、噺がますます面白くなる。

ただ落ちは改良の余地あり。ま、今のままでも嫌いじゃないですが。



仲入り2
粋歌さんお着替え→退出


●寒空はだか 漫談
久しぶりのはだか先生。いやあ驚きました。1時間じっくりやってくれました。
これがまた面白いんだ。喋れば喋るほど引き出しが、歌がギャグがあふれてくる。

僕はねえ、前に書いたかもしれないけど、寒空はだか先生みたいに喋りたいんですよ。僕の理想です。
この日は「ライブハウス用の喋り」と「地方の営業での喋り」を使い分け、ギャグも時折営業用のものを挟んだりして、ほんと凄かった。凄かったわー。 


さて、ゲストのはだか先生をおいて次の仕事に行っちゃった粋歌さんですが、今年のなってる寄席は日曜昼、1時間くらいのひとり勉強会のスタイルに戻すそうです。この方が僕も顔出しやすいのでありがたいなあと。 


m_shike at 19:07コメント(0)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

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