『シェアする落語』次回は7/7です。

2015年01月01日

正月にちゃんと落語が聴ける! (しかも1000円) 稲荷町なまらく亭初席初日一部 正太郎 志ん吉 笑二 2015/01/01


あけましておめでとうございます。
正月から落語聴いてきました。

稲荷町なまらく亭です。
image
なんか傾いているのは私の態勢のせいです。できたばかりで綺麗で気持ちいい限定15席。
稲荷町の駅からすぐ。のぼりも出てました。清洲橋通りに面して、一階が餃子屋台。

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ご存知の通り寄席の初席は一人当たり数分で、だいたい小噺・漫談で終わるわけですが、こちらは3人で1時間。ちゃんと落語が聴けますよ。
春風亭正太郎『堪忍袋』
立川笑二『鮫講釈』
古今亭志ん吉『初天神(序)』
 

●春風亭正太郎『堪忍袋』
相変わらず「安心して聴ける」正太郎さん。まくらの「師匠宅の正月の話」から、「夫婦で京都に出かけた話」で噺に近づけてから夫婦喧嘩のシーンへ。ここがもう、激しく面白い。小さな会場のせいもあるかと思うが台詞がドスンと胸に入ってくる。いいねえ。


●立川笑二『鮫講釈』
久しぶりに聴く。まくらで「兄弟子に仕組まれた謎の関西旅行」の話、面白いなあ。どこが面白いかはネタ割りたくないので書けないけど面白いです。
で、旅ということでこの噺。立川談春師への憧れを抱きつつも、師匠・立川談笑の現代感覚を巧みに取り入れ、自らの機知をぶち込むという、大変に工夫した一席。やはりこの人は凄い。
「講釈師が講釈を止めない」というところに独自の解釈がしっかり入っているのが素晴らしい。
ただし講釈はまだまだ微妙ですよ。


●古今亭志ん吉『初天神(序)』
ものすごく久しぶりに聴いたら、口調も声もものすごく良くなって、びっくり。
これだから若い人は恐ろしい。
口調だけじゃない、目の動きも少々派手な仕草もとてもいい。
時事ネタの入れ方は唐突だけど、うまくすくい上げた。
ホテル正月落語についてのまくらも面白かった。
あの口調がもっと板について来たらさらに面白くなりそう。

第二部も同じメンバーで3席だそうで、聴きたかったけど所用により退席。

というわけで、なまらくさんと新進気鋭御三方のおかげで、いい正月でした。 
 

ちなみに、すぐ近くの下谷神社は寄席発祥の地
なまらくさん、いいところにお城をお持ちになりました。



m_shike at 16:31コメント(0)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

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