2014年12月14日
粗削り!ビクター二八落語会外伝〜落語アンデパンダン〜/自由に創造する二ツ目展〜/原宿VACANT 2014/12/07
原宿のウッディでお洒落なスペースVACANTでのビクター二八落語会もすっかり名物に。
昼席は一之輔師と馬石師で満員だったみたい。
でも僕は夜席でアンデパンダン!
オープニングトーク柳家小はぜ『子ほめ』立川吉笑『ぞおん』春風亭正太郎『河豚鍋』鈴々舎馬るこ『船徳』
●オープニングトーク
加藤孝朗 立川吉笑 立川吉笑 鈴々舎馬るこ
プロデューサーの加藤さん(hanashi.jp)の司会でフリートーク。
ところが話題がほぼ一つ「メクリ」。
まず吉笑さんのメクリが亭号なしの短いもの。
さらに正太郎さん、メクリの入った筒だと思って持ってきたのが「居合抜き初段」の表彰状。
まともなのは馬るこさんだけ。
●柳家小はぜ『子ほめ』
前座らしい前座さん。いいですよ。
●立川吉笑『ぞおん』
なんか寝癖ついてるぞ。
吉笑さんの独自のフェイクまくらはまずまず良かったけどやはりもたつき気味。
噺はもともと傑作。ちょっと走りすぎたかな。でもきちんと受けてました。でももっと受けてもいいはず。
●春風亭正太郎『河豚鍋』
まくらの九州出張、ラーメンの話は面白い。
噺はさすがの語り口。安定していて安心して楽しめる。
特に所作のうまさは絶品。鍋食いたくなったもん。
●鈴々舎馬るこ『船徳』
たっぷり目のまくらはやや散漫ながらもしっかり笑いを取る。
季節外れのこの噺をわざわざ持ってくるのは自身があるからかなあと思ったら、やっぱり面白い。船に乗るツレがあれですか。そのアレのリアクションがまた独創的だなあ。
この三人の顔付けは絶妙。芸風は全く異なりながら自由さがあふれてる。自分の世界を作ることに挑戦する清々しさがある。いい意味で粗削り。
この三人の顔付けは絶妙。芸風は全く異なりながら自由さがあふれてる。自分の世界を作ることに挑戦する清々しさがある。いい意味で粗削り。
そのうちどんどん完成されていっちゃうに決まってますから、今のうちに聴いておきましょ。