2014年08月17日

4年ぶりの「お盆人情噺二連発」に再びノックアウト 第195回立川談四楼独演会 2014/08/15


偶数月15日は立川談四楼独演会@北澤八幡宮参集殿。

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立川だん子『寿限無』
立川笑笑『狸の札』
立川寸志『庭蟹』
立川談四楼『ぼんぼん唄』

仲入り

サンキュータツオ・立川談四楼『対談』
立川談四楼『一回こっくり』


 

●立川だん子『寿限無』
談四楼一門・初高座・女性・51歳
勇気はすごいな。
噺は、まあ最後までたどり着いた。


●立川笑笑『狸の札』
笑顔がいい。
技術はまだまだ。まだまだ。
数々のスターを生み出したここ北澤八幡参集殿で、腕を磨いてほしい。


●立川寸志『庭蟹』
隠居と旦那とか大家とかやらせると本当うまいよ寸志さん。
春風亭昇也さんとか三笑亭夢花さんとか、芸協の若手がちらほら掛けるくらいで、あまり聴くことのない噺だが、楽しいからみんなもっとやればいいのにね。


●立川談四楼『ぼんぼん唄』
師匠としては珍しく、まくらをまとめるのに失敗。「ぐだぐだになりましたね」。でも一つ一つの話はちゃんと面白い。初高座・政治がらみ・代理母問題から、子の授からぬ夫婦ということで『ぼんぼん唄』。

もう何度か聴かせていただいた噺だけど、やはり泣ける。
以前聴いたときに比べるとね小間物屋・吉兵衛さんの人物造形が緻密になり、その善人ぶりがよりリアルに伝わる。おかみさんはやや自己主張が強くなって、これもまた噺の魅力につながっている。やはり人情噺である二席目を意識されたのか、やや笑いが多めの構成。

かつて古今亭志ん生師が掛けていたものを談四楼師が美濃部家に許しを得て、大幅に手直ししたことで、ここまでの傑作になったという。
どなたか引き継いで演らないんですかね。林家正蔵師が掛けていたことは知ってはいるんですが。聴いたことはないです。
談四楼師匠にお稽古してもらえばいいのに。立川談修師とかいかがですか。


仲入り


●サンキュータツオ・立川談四楼『対談』
落語マニア・家元マニアのサンキュータツオ氏と談四楼師匠の対談は、もちろん家元回顧。
タツオ氏はいつものマシンガントークを抑えて談四楼師の言葉を引き出す方に回り、まだまだ知られていない家元・立川談志のエピソードが次から次へ。立川流・論にまで発展し、非常に興味深かった。

家元の好みは可愛らしい女性だそうです。
仙台の篠ひろ子は、まだ可愛らしい感じだったのかしら。



●立川談四楼『一回こっくり』
トリネタはネタ出し済。談四楼師ファンなら大好きな師自作の創作落語。
こちらも演出に細かい修正がなされており、以前に比べ、登場人物がより生き生きと自分の言葉を喋り、よりくっきりとした絵が頭の中で描き出されるようになった。『ぼんぼん唄』と比べると商人と職人の言葉や仕草の違いも面白い。


終演後は会場で車座となり懇親会。
師匠に「演出を変えられていますね」と質問すると「変えているし、あとアドリブで遊べるようになった」とのこと。やはり師ほどのベテランでも、いやベテランだからこそ、噺を磨き、手を加えながら進化させていくのだなと再認識。

※この噺も、誰か引き継いでくれませんかね。談修師とか、春風亭正太郎さんとか、どうだろう。


ちなみに今回の二席『ぼんぼん唄』『一回こっくり』は、この落語会に初めて足を運んだ2011年8月15日(177回)で初めて聴いて、ノックアウトされて、以来談四楼師匠のファンになって今に至る。

至福の落語会 第177回 立川談四楼独演会(2011/08/15):裏[4k](ura_shike)落語・酒・デジタル など
18時開催で、平日はなかなか足を運べないけど、また来ることになるだろうな。

亡き談志を偲び、ささやかな人生の喜びを知る。
懇親会ではお盆ということで特別に、師匠のふるさと・群馬邑楽郡邑楽町の名物料理・冷や汁(これがものすごく美味!)まで登場し、いろんな方と落語について語り合う。

こんな贅沢が2500円。会員は2000円。お安すぎやしませんか。

今年もいいお盆でございました。

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m_shike at 19:30コメント(0)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 

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