2014年04月06日

前座でも客は来ます  あらためて第1回 ねただし前座〜立川流同期四人の勉強会〜 2014/03/30


出演者のお一人から「かわら版に載せられなかったので集客大変」と聞いていたので行ってみたら、8割くらい入っていた。
写真撮るの忘れちゃったので、別の会で撮った寸志さん上げておきます。
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立川がじら『一眼国」』
立川寸志『辰巳の辻占』
立川笑二『大工調べ』
立川らく人『禁酒番屋』
 
上野広小路・お江戸上野広小路亭



●立川がじら『一眼国」』
いやあたまげました。まくらでまさかの現代思想落語論。家元・立川談志のイリュージョンをレヴィ・ストロースで料理してましたよ。全部は賛同しないけどその志、よし!

でも落語、それもまくらでやるのはちょっともったいない話なので、違うフォーマットが必要。それについては本人に伝えておいた。いつかやると思います。
噺はまずまず。人物描写に深みが欲しいけど、前座だからね。


●立川寸志『辰巳の辻占』
寸志さんのこの噺は二回目。簡単にいうと大好きだ。立川談吉さんとはまた違うアプローチでしっかりと歌っている音楽系落語。古典を古典としてきっちりやり切りながら古さをまるで感じない。いまのグルーヴ感がたまらない。
寸志さんには、やってみてほしいネタが一杯ある。あれもこれも手を付けてほしい。あれもこれも聴きたい。


仲入り


●立川笑二『大工調べ』
四人の付き合い、真打昇進についてのまくらから大工調べ。与太郎に笑二さんらしい独自の味。言い立ては江戸っ子らしいリズムには欠けるけど理不尽を見事にぶつける感じがいい。もうさんざん言われているけど、これ悪いのは棟梁だから。


●立川らく人『禁酒番屋』
まくらのすっとぼけた感じはまだまだ素人っぽい。噺はそれに比べると出来ているし、独自の世界観があるような雰囲気。まだ見えないけど。

 
●トーク
昇進についてのあれこれが中心。内容は面白いけど、まあ、ぐだぐだ。

 
とにかく、前座四人でこれだけ人を集める。それが凄いことで、素敵なこと。
ひとり二ツ目に昇進しますが、次回もやるとのことですよ。
 

m_shike at 21:52コメント(0)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

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