2014年01月14日

初落語で二ツ目四人の個性を楽しむ 鈴本演芸場 早朝寄席 2014/01/12 はな平 一蔵 ろべえ う勝


なかなか面白い顔付けなので、早朝の鈴本へ。今年の初落語。
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客席に着いたら一蔵さんが開演前の影ナレやってて、なんか面白かったです。

林家はな平『看板のピン』
春風亭一蔵『棒鱈』
柳家ろべえ『金明竹』
三升家う勝『井戸の茶碗』


●林家はな平『看板のピン』
というわけで新年最初の落語は、はな平さん。
新年の帝国ホテルの仕事の話など、ふんわりとしたまくらが朝の客席の空気をほどよく緩める。
噺はオーソドックスな型なれど、それぞれのキャラがくっきりと、かつはな平さん風の柔らかいタッチで描かれていて良かった。


●春風亭一蔵『棒鱈』
新ニッポンの話芸ポッドキャストで、二週に渡ってその数奇な人生を面白可笑しく語った一蔵さん。
体躯と声量に恵まれてることもあり、ともかくパワフルに押しまくり、酔っ払いの噺はもうぴったり。侍の歌も可笑しい可笑しい。ドカンドカンと受けていた。押しまくりの一席だったけど、そのうち引きも覚えてくるんでしょうね。


●柳家ろべえ『金明竹』
寝坊して遅刻して来て、扇子と手ぬぐい忘れたぞろっべいモード。師匠・喜多八師との正月の奇妙な習慣の話は面白かったけど、本人も迷いながら結局語った、柳家初花さん破門の話は重かったなー。聞けたのは良かったけど。
客にリクエストを募り、おそらくとても親切な方から声がかかって金明竹。扇子と手ぬぐい使わない噺。得意なんでしょうね。言い立てが超高速で毎回の変化が面白い。楽しかったです。丁稚は松公でした。


●三升家う勝『井戸の茶碗』
久しぶりに見たらなんか頭真っ白で、三代目三木助みたいな顔になっていた。五十過ぎて千葉大に入学したとか。そんなまくらも程よく面白く。
噺は良かったですよ。細川藩が出てくるこの噺をここにぶつけるのはいい。ちゃんとクスグリも入れている。人物描写は時に雑になるけどリズムとメロディで聴かせる感じ。ただ正直二ツ目といってあの風貌で出てこられるとあれって感じしますな。


終演後は、はな平さんにご挨拶。

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「じゃこれ、ぜひシェアしてください」とのことで。

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m_shike at 09:30コメント(0)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

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