2014年01月02日

冬の闇夜に転がりながら談吉は歌う 談吉百席 第四回 2013/12/28


2013年最後の落語は談吉さんで。
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いや、スタッフなんですけど。

立川談吉『孝行糖』
立川談吉『よかちょろ』 

仲入り

立川談吉『富久』
 

●立川談吉『孝行糖』
「今年世話になった噺を」と、珍しくまくらほとんどなしで噺へ。もうこのネタは手慣れたもので、"ちーん・どーん"のデフォルメっぷりは鉄板で笑いの渦。


●立川談吉『よかちょろ』 
ここで長いまくら。今の談吉さんにこのパターンはいいんじゃないかと思う。落ち着いて喋れる
なんと映画出演。これについては別に書きますか。
エンディングテーマの作詞までするそうな。凄いですなあ。

で、噺のほうはこちらも手馴れたもので、いつも通りの唄い調子はリズムもメロディも心地よく。客も満足。

仲入り

●立川談吉『富久』
前回ネタ出ししてましたからね。ええ、待ってましたとも。
まず久蔵がいかにも幇間なのがいい。『つるつる』と変わらない。台詞はあくまでリズム・リズムで心地いい。地語りでトーンを落とすのもいい。
人物の描写に深みがないのと、後半やや息切れて噺をなぞっているような感じもあったけど、十分楽しめたし、また聴いてみたいと思わせる一席だった。

前回の百席については「あえて敗北と呼ぶ」とコメントさせてもらったけど、今回は良かったです。でも最後に、なんか本人は自信なさげで卑下するような発言が。それはやめたほうがいいと思う。
せっかく客が満足しているのに「まだやってはいけない噺でしたね」とかいうのは、客のほうが「じゃそんな出来の悪い話で俺は満足したのか?」と思っちゃうから。


で、会の最後にチケットを富札に見立てた富籤がありまして。
手拭い貰いました。

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m_shike at 14:11コメント(2)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 

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コメント一覧

1. Posted by ますめっど   2014年01月04日 00:38
「富久」はワタクシも及第点だと思いましたよ。
あの噺の難しさはなかなか聞き手に伝わらないですよね。
かの八代目文楽師匠が3年ネタ出しして、出来なくて休演したという逸話があるので、あれだけできれば上等な気がします。
落語家としての欲が出てきた発言ととれば、独演会ならば大目にみていいのかな とも思いますね。
2. Posted by 4k    2014年01月04日 01:33
そうなんですよね。談吉さんは実はとても欲が出てきています。大目に見たいところですが、どうも客前で自分を卑下しすぎるところがあり、個人的にあんまり気分のいいもんじゃないと思われたので、書いてみました。あの出来で満足するよりは百倍良いことだと思いますが。

ともあれ、及第点ですよね。じっくり育ててほしいなと思います。

うわあ、黒門町もそんなに手こずったんですか。知りませんでした。
ブログに書きましたが、立川談四楼師の『富久』は情景も人物も緻密に描写されていて見事なものでした。

でも、そろそろ誰か新しい落ちを作らないかなとも思います。談吉さんは『鼠穴』でも自分で落ちを改作していて、この出来がとてもいい。なので、この噺でもチャレンジしたらすごいなと思いますね。

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