2013年12月28日

「通し」再演希望 談修・イン・ザ・ダークvol.1 2013/12/23


2日続けてなまらく・広小路亭。
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立川談修『樟脳玉』
立川談修『肝つぶし』

仲入り

立川談修『宮戸川 上・下』 
  

客は大入り。客がこんなに入った広小路亭は久しぶりだなあ。

●立川談修『樟脳玉』
ますは企画説明。「明るく朗らかだけが落語じゃない」と。そうですよね。『黄金餅』だって、相当なブラックなわけで。というわけで一席目は、初めて聴いたこの噺。筋はこちらで。
樟脳玉(しょうのうだま) 落語: 落語あらすじ事典 千字寄席  
女房が亡くなって弱っている男から金品巻き上げようという嫌な噺。
いやあ、唸りました。うまい。人物の描き分けから地語りの確かさ。満足感が違います。こういう噺はうまくないとどうにも後味の悪さが残るものだけど、ぜんぜんない。


●立川談修『肝つぶし』
続いてこの噺。前にテレビでさん喬師がやっていたのを観たけど、これも相当のもんですよね。印象は前の話と一緒です。うまい。特に兄貴のほうの心理が本当によく描けている。満足です。

 
仲入り


●立川談修『宮戸川 上・下』 
もともと「上」は談修師の得意ネタ。後半ガラッとサスペンスになるところが前半と全然違うので、まあほとんど掛けられてない噺。
ですが私、この噺二回も生で聴いているんですよねえ。喬太郎師で。
テレビで見たのは小満ん師だったか、雲助師だったか。

中入り前の二席で見せつけた緻密な人物描写と確かな地の語りはここで発揮されている。しかし残念なのは芝居掛かりの台詞に照れが入ったところ。あそこで地に戻ってしまったのは惜しい。
「ここまでが上です」なんて言う説明も要らない。

喬太郎師ほどにえぐくやるのは似合わないと思うけど、あのクライマックスは緊張感を切らさないでやってほしかった。
さらにはめもの、せめて附け打ちが入るだけでもだいぶ違うはず。

かなりの名演だっただけに、また聴きたい。
談修師の意図でないなら仕方ないけど、できれば附け打ち入れて。

それにしてもいい企画で、なまらく・こう生さんの企画だそうだ。
これぞプロデューサーの勝利でありましょう。 


m_shike at 14:55コメント(3)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 

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コメント一覧

1. Posted by ますめっど   2013年12月28日 15:18
年末に渋い三席ですね。
ワタクシも「宮戸川」の通しは二回聞いたことがありまして、昨年の喬太郎師匠と今年の馬石師匠。
馬石師匠は速記から覚えているので、古い形。
馬石師匠は通ししか出来ないそうで、おじさんがはや飲み込み以外笑えるところは一切なく、人間関係がちゃんと描かれております。
お花さんと母親の関係や霊岸島のおじさんと半七の父。
お花と半七の家柄等。
前半に嵐はこなかったりします。

今日は談吉くんの会行きます。
2. Posted by 4k    2013年12月28日 16:07
コメントありがとうございます。馬石師は雲助師に習った訳じゃないんですね。喬太郎師はなんと円歌師の音源から起こして、稽古つけて貰おうとしたら「あんちゃん真打だからやっていいよ」と言われたとか。あのエグい演出はもちろん喬太郎オリジナルで、はめものの三味線弾いている恩田えりさんも怖くて仕方なかったと。
3. Posted by ますめっど   2013年12月30日 12:42
昨日、こはるさんの会に行ったら、師匠のところの前座さんがやめてしまって大掃除にかり出されて大変になったとボヤいてましたよ。

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