2013年12月22日

寒い辛い江戸の冬の夜 第191回 立川談四楼独演会 2013/12/15


嬉しいことに休みの偶数月15日。
北澤八幡へGo。
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立川志ら鈴 『たらちね』      
立川寸志 『道灌』        
立川がじら 『狸鯉』        
立川談四楼 『粗忽長屋』

仲入り

半田昌之 『講演「たばこの噺」』
立川談四楼 『富久』



●立川志ら鈴 『たらちね』      
前回の市川寄席でメクリの立て方だけ苦言書いたところ本人がちゃんと読んでやがった。それを踏まえて今度はもうぶっちゃけるけど、とにかく腹式呼吸をちゃんと使えないとダメだ。この会場の隅々まできちんと届く声でやらないと。そしたら声も多少は落ち着くだろう。

●立川寸志 『道灌』
相変わらずご隠居が絶妙。和やかな高座のなかに、ときにちらりと見せてくれる狂気は、この日はなし。この会ではそれでよいと思いますが。

●立川がじら 『狸鯉』        
三人前座の中で最もキャリアがある。で、一番若くてちゃんと前座らしい爽やかさがある。狸はきちんと可愛らしいし、とちりながらもしっかり客をつかんでいる。楽しみ。


●立川談四楼 『粗忽長屋』
二席掛けるうちの一席目はとにかく時事ネタまくら。毎度のことですがまさに捧腹絶倒。それにしても師匠、ほんとにツイッターの人になっちゃいましたね。落語家の中で一番うまく使いこなしているんじゃないかなあ。
噺のほうは、これもいつも通りのベテランらしい「厚み」と「スピード」ががっちりマッチした一品。

 
仲入り


●半田昌之 『講演「たばこの噺」』
内容も面白いんだけどそれよりも先生の江戸言葉が気に入りました。ほんとに「ひ」が言えない。「し」になる。それがなんかカッコいいの。

初めて煙管に触らせていただいた。刻みタバコとはこういうものなのか。詰め方がいまひとつわからない。『長短』にでてくるような、あれね。


●立川談四楼 『富久』
根が真面目な人間が、追い込まれてアワアワする噺はほんとに素晴らしい談四楼師。堪能しました。 久さんって幇間にしちゃずいぶん真面目で、だけど酒で身を持ち崩すというキャラで、これを談四楼師が演じるとほんとにすんなりと感情移入できる。寒い寒い冬の江戸の夜、転んで水たまりにはまってドロドロ、その辛さ、情けなさ。富札のありかを巡って狂気に落ちていく久蔵。圧巻です。

詳しくはないけど、志ん生の方に近いのかなあ。家元談志はもちろん、その先にある志ん生の香りが、江戸の寒さと辛さ、そしてハッピーエンドに繋がって行っている気がして。


そして毎度のお楽しみ。会場で打上げ。今聴いた落語を肴に車座で酒。これがまた楽しくて。


東都で定期的に開催される落語会としては、僕はこの立川談四楼独演会がベストだと推します。ま、ちょっとゲストに依るところがありますけどね。

 未体験の方は是非一度。来年も偶数月の15日です。


m_shike at 22:01コメント(0)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 

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