2013年12月07日
立川流が江戸前に 市川寄席 2013/11/30 左談次・こはる・志獅丸・志ら鈴
かつて正岡容先生がお住まいになり、小島貞二先生がお住まいになり、なんと鈴本があった市川は、落語文化の濃いところなんですぜ。
立川志ら鈴『狸の札』
立川志獅丸『替り目』
仲入り
立川こはる『真田小僧』
立川左談次『阿武松』
●立川志ら鈴『狸の札』
テレビの特集で観たけど生は初めて。うーん。前座なので厳しいコメントは避けます。一言だけ言うと、メクリ台くらい真っ直ぐ置いてください。あれじゃ上手側の客に見えません。
●立川志獅丸『替り目』
●立川志獅丸『替り目』
「いま上がった志ら鈴は、実はあたしより一つ年上」あらららら。志獅丸さんも十年選手なのに。
まくらでたっぷり笑わせた後に酔っ払い旦那の登場。愛嬌たっぷり。くすぐりも気が利いていて、いいと思います。
そもそも、もっと早く昇進して良かったはずなのでここからアクセル踏んで欲しいもの。
仲入り
まくらでたっぷり笑わせた後に酔っ払い旦那の登場。愛嬌たっぷり。くすぐりも気が利いていて、いいと思います。
そもそも、もっと早く昇進して良かったはずなのでここからアクセル踏んで欲しいもの。
仲入り
●立川こはる『真田小僧』
元気いっぱいの笑顔で登場。初めて女流の後輩ができたというまくらから、お得意の(たぶん)談春師仕込みの真田小僧。「ちゃきちきゃき」と音がしそうなキレのいい江戸言葉で、客席一同満足したと思われます。
●立川左談次『阿武松』
「エー今日は、前座・二つ目・仲入りの後二つ目・真打でお開きと、大変にこの江戸前のあっさりとした会でございまして」いやほんと、これくらいのほうが疲れない。寄席はちょっと長い。「新宿末廣亭なんて、いまあるのかどうかしりませんが」わはは。 と、昭和の名人達の話でぐっと持ち上げておいて、いつもの噺へ。左談次師はほんとこればっかりになったけど、不満はない。台詞回しもさることながら、地の部分、太鼓を打つあたりの軽快なリズムがぐっとくる。たぶんそんなに調子よくはなかったんだろうけど、落語聴いたなあという充実感が、調剤位くらいの重さ/軽さで心に残るのがいい。それも江戸前ですかね。
チケットには「会議室」と書いてあったけど、100名は余裕で入るスペースで高座もしっかりしており、運営も手馴れていて、実に快適な会でした。
で、この後、総武線で両国へと向かったわけです。
ところで、チケットの裏。
この手のチケットによく書いてあるけど「クーデター」の心配までしてるんだよね。なんか面白い。
●立川左談次『阿武松』
「エー今日は、前座・二つ目・仲入りの後二つ目・真打でお開きと、大変にこの江戸前のあっさりとした会でございまして」いやほんと、これくらいのほうが疲れない。寄席はちょっと長い。「新宿末廣亭なんて、いまあるのかどうかしりませんが」わはは。 と、昭和の名人達の話でぐっと持ち上げておいて、いつもの噺へ。左談次師はほんとこればっかりになったけど、不満はない。台詞回しもさることながら、地の部分、太鼓を打つあたりの軽快なリズムがぐっとくる。たぶんそんなに調子よくはなかったんだろうけど、落語聴いたなあという充実感が、調剤位くらいの重さ/軽さで心に残るのがいい。それも江戸前ですかね。
チケットには「会議室」と書いてあったけど、100名は余裕で入るスペースで高座もしっかりしており、運営も手馴れていて、実に快適な会でした。
で、この後、総武線で両国へと向かったわけです。
ところで、チケットの裏。
この手のチケットによく書いてあるけど「クーデター」の心配までしてるんだよね。なんか面白い。
今日は昼席本八幡。市民会館のローズルームと来たもんだ。14時開演で、前座・志獅丸・こはる・俺でおしまい。実にサッパリした胃の負担にゃならない会だわ。
— 立川左談次 (@sadanzi) 2013, 11月 30