2013年08月17日

こしら師妄想炸裂 立川流広小路夜席 2013/08/11 


久しぶりの立川流夜席。電話予約で1500円。安い。
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 受付の前座は長四楼さん。寸志さんと笑二さんもお仕事していました。
 

立川らく人 『かぼちゃ屋』
立川志庵 『真田小僧』
立川三四楼 『UFO同乗記』
立川談幸 『今戸の狐』
立川談四楼 『三年目』
立川こしら 『湯屋番』
 

●立川らく人『かぼちゃ屋』
口調の良さが感じられる前座さんですが、ネタおろしだったのかこの日はとちりまくり。
 
 
●立川志庵『真田小僧』
初めて。真面目そうな顔つき。出番もあってか軽めの真田。実力についてはよくわからず。まくらで志らく師の赤ちゃんの話をしていました。そうか、昭和歌謡聴かせているのか。

 
●立川三四楼『UFO同乗記』
錦魚さんの代演。
いつもの「いち・にの・さんしろう」に一応付き合う。長めのまくらは学生時代に宇宙と仏教に没頭していたとかいう話を、例によって自動車教習所実習一回目(マニュアル)みたいな、頻繁なノッキングを混ぜ込んで話す。いや平たく言おう。つっかつっかえだ。
噺には、いい口調ですとんと入って一瞬だけ期待した自分の不明を恥じる。
うそつき弥次郎がUFOで宇宙に行ったというプロットは悪くない、が、完全にアイディア倒れ。いわゆるホラ話の楽しさは全くなく、どうにもならないような地口を並べただけ。それも「つっかえつっかえ」。

というわけで、自分の落語体験の中でもベスト3に入れていい最悪の高座だった。ほんとに、こんなこと言いたくないけど、落語なめているとしか思えない。月亭文都師匠の高座から学んだことをちょっとだけでも生かしてくれよ、頼むから。じゃなきゃニャントロ星に帰ったほうがいいよ。
 
 
●立川談幸『今戸の狐』
早々に立て直しが必要なのですぱんと噺に入る。
初めて聴く噺。志ん朝師の得意ネタだったらしい。
職業落語家のパイオニア・初代三笑亭可楽とその弟子が登場する。古典落語に落語家が出てくるのは珍しい。
時代背景の説明が難しくて演り手が少ないんだろうなあとの印象が。しかしそこは流石の談幸師、程よく地に薀蓄をはめ込んで、ニコニコとした、サッパリとした語り口が楽しい。落ちなんかもう見え見えの噺なのに最後まで楽しませてくれる。いいなあ。途中一か所前に出た人を腐した。しょうがない。
 
 
●立川談四楼『三年目』
さらりとまくら(内容は忘れましたすみません)からこちらもお得意のネタへ。先妻のほうがねえ。可愛らしいのですよ。台詞一つ一つがちょっとずつチューニングされていて、それがぴたりとはまるから素晴らしい。途中で「ラブホテルの中の男女の会話」がポンと入ってきて、このタイミングも絶妙。

弟子には触れず。触れなくていいです。

 
●立川こしら『湯屋番』
待ってました。トリで聴きたかったこしら師。
冒頭から三四楼さんこきおろし、談四楼師・談幸師の話にも絡めて失礼連発。でもそれが楽しい。ちゃんと聴いていて、きちんと反応している。
さらに自分がフジロックに出演した話。これも面白い。バタフライの泳ぎ方についてなぜかしっかり解説して、これもちゃんと笑いを取ったあと「江戸っ子はー」といつもの調子で。

この湯屋番聴くの二回目なんだけど、妄想がどんどんエスカレートして訳わからなくなって、そもそもこれなんの噺だったっけ、みたいな展開が、もうほんと面白い。
初めて聴いた人は度胆を抜かれながらも、完成されたこしら江戸ワールドの中でこしら師と一緒に遊んじゃうしかない。
やはりこれは、しっかりとした「こしら江戸ワールド」があって、その中で登場人物がみんな生き生きと動き回ってる。まさかあそこでバタフライが。という展開もいい。仕込みだとはなー。

立派なトリでございました。


終演後、見知らぬお客から「今のは湯屋番でいいんですか」とニコニコしながら質問された。ええ、湯屋番です。
 


というわけで、後半の真打三人それぞれが個性を前面に出したいい高座で、UFOの悪夢は消えました。良かったなあと。 


m_shike at 09:30コメント(0)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 

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