2013年04月09日
久しぶりにお芝居『舞台「四月の魚 POISSON D'AVRIL』
脚本家の原田佳夏(はらだ よしか)さんはむかしの職場の先輩。お世話になってました。20年以上前。大卒で入社して新入社員の頃ですよ。
Facebook経由でお誘いいただき、阿佐ヶ谷まで芝居を観に。
勤め人にも優しい20時半開始。
これは原田さんのTwitPicより引用。写っている魚型クッキーは来場客にも配られた。可愛い。
阿佐ヶ谷ヴィオロンにて【舞台「四月の魚 POISSON D'AVRIL」】脚本・原田佳夏。桃源郷と嘘と。春の夜の朧の夢の物語。お陰さまで連日満員御礼。
会場は喫茶店。ほんとに喫茶店。クラシカルな名曲喫茶風。
朝顔形スピーカーがいくつも。ピアノもあり、コーヒーはブランデーかミルクか選ベと言われる。両方と答えたらだめだった(笑)。
しかしこのさして広くもない空間でどうやって演劇を?
これ、僕の席の目の前にあるテーブル。椅子二つ。
これが舞台だった。いや違う、喫茶店内の「客席以外のスペース」は全て舞台になった。
客と客の間を役者が歩き回り、時に走り、ピアノを弾き、トイレから出てこない!
面白かったー。
役者との距離は最短で10cmなかったと思う。しかし接近すればするほど、役者の作る空間と客席の間にある結界が感じられるのだ。面白いもんだ。
脚本家の緻密な企みと、凄腕の俳優さんたちによる台詞の応酬。小粋でちょっと切ない。でも重くならない。実に贅沢な時間を過ごさせていただきました。
また観たいですね、これは。
こちらがお土産。
お客様名前入りパンフ。 素敵ですなあ。
ちなみに『四月の魚』というのは大林宣彦監督・高橋幸宏主演の映画タイトルで、けっこう好きな作品。
同名の主題歌も高橋幸宏が歌っていて、役者挨拶の後にかかっていた。