2013年03月30日

談修見事な卒業 『第45回 四派で深夜』 2013/03/29


ああ、デジカメもっていけばよかったなあ。スマホではやはり限界。
ピントが来ていない。

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この四月一日に真打昇進、立川談修さん↑最後の『四派で深夜』に行ってきた。

久しぶりの『四派』。以前は入りが悪いと評判だったが、末廣亭もちゃんとWebサイトに情報を出すようになり、前よりは良くなったよう。桟敷はガラガラだけど。もちろん談修さんファンが来ているというのもあるのだろう。
柳家喬の字『動物園』
三笑亭夢吉『思い出』
三遊亭鯛好『魚根問』
立川談修  『人情八百屋』



●柳家喬の字『動物園』
初めて。出囃子が『鯉』でびっくり。やっぱり瀧川鯉昇師のイメージ強いですわね。
まくらの携帯電話の話が長すぎ・しつこすぎてあまり印象がない。


●三笑亭夢吉『思い出』
こういう珍しい話でしっかり客席を沸かすのが夢吉さん。
素晴らしい。ほんと力がある。途中から息が苦しくなるくらいずっと爆笑しっぱなし。
古着屋に着物を少しでも高く売りつけようとして、奥さんがまくし立てる「思い出話」のクサさがなんともおかしい。
良くできた噺なのでもっと聴きたい。誰か夢吉さんに教えて貰ってかけてくださいよ。
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●三遊亭鯛好『魚根問』
最近二つ目昇進して、今回が初の『四派で深夜』という割には、見た目おっさんだなあ。と思ったら40歳で入門だそうで。落語協会の規定ができたおかげで林家たい平師匠の弟子になりそこなって、三遊亭好楽師の弟子になった、それでこの芸名、と言う身の上話のまくらは面白かったけど、噺の方は特に印象に残るものがなく。
 
 
●立川談修  『人情八百屋』
「本日で四派で深夜は卒業、そして末廣亭も最後。上野広小路亭に立てこもります」と短いまくらで整えたあと、噺へ。
自分でもバカだと思うが、冒頭、夫婦が会話を始めただけでジンとしてしまう。家元談志が浪曲を基にして作り上げた傑作。『唐茄子屋政談』に似ているけど、僕は大好きだ。

この噺、個人的には立川談四楼師の印象が強い。
重厚でドラマチックな談四楼師に比べて、談修さんの語り口はしっかり間を詰めた軽快なリズム。それがよく似合っている。しっかりと噺が自分のものになっている。
人物の描き方にしても、表現は控えめなのに、しっかりと伝わってくる。

ひょっとしたら、ちょっと通好みなのかもしれない。僕は通じゃないのでわからないけど。

でも最近つくづく思うのだ。
声質とか体格、顔のつくりなど、己の肉体を熟知した演出こそ落語の肝だよなあと。今の談修さんは自分の武器をきっちりと見極めて、それを全部使って攻めてくる。だから強い。談修さんにしかできない噺になっている。

だから多分、これから齢を重ねるにしたがって、談修さんの演じ方も変化していくのだろう。

「家元が真打昇進を認めた最後の弟子」による、二ツ目最後の高座、お見事です。
この卒業公演に立ち会えてホントに幸せでした。

「会ったばかりの男同士が、義兄弟の契りを結ぶ」『唐茄子屋政談』にはない、この落語の中でも一番好きなシーンだ。

ああ僕も談修さんと義兄弟になりたい。
いや、あの八百屋さんのように談修さんに義兄弟になりませんかと言ってもらえるような男になりたい、そりゃ無理だなあ。

それはともかく、次にお会いしたときには、師匠とお呼びできる。嬉しい。


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m_shike at 15:52コメント(0)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 

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