2012年10月01日

立川談笑一門 弟子勉強会(第八回) 吉笑 笑二 2012/09/30 #rakugo #落語


やっぱりいいなあ日曜日は。高円寺の街も賑やかだし。
IMAG1349
チラシの新作はありませんでした。まあ、いいよね。

立川笑二『出来心』
立川吉笑『ラボ(1)組体操リスクヘッジ』
立川吉笑『サプリメント泥棒』
立川笑二『鮫講釈』


●立川笑二『出来心』
毎度粗削りながらいい出来。引っ越し先探しについてのまくらからガンガン笑い取ってました。噺のほうは、ところどころ談笑師みたいな改作ギャグが入ってきて楽しいんだよねえ。おじやがねえ、あんなことにねえ。


●立川吉笑『ラボ(1)組体操リスクヘッジ』
先日僕が行けなかった実験イベント吉笑ラボで披露された出し物。まずパソコンでアニメ上映。小学生のクラス男子20人の紹介。相変わらず奇妙な味のある絵。
次に、この会ではいつも着流しの吉笑さんが座布団に座り、パソコンを操作。
学校の先生に対して「組体操コンサルタント」がプレゼンするという体で噺は進む。

2次元の表にしても仕方ないものをわざと2次元にしたり、したほうがいいものをしなかったり、笑わせながらもこっちの頭の中をいじってくる「批評的な視点」が入っていて個人的には好きだ。
ただ同じパターンの繰り返しになって後半がだれてしまい、長く感じる。
瀧川鯉八さんのようにドラマチックな仕立てにするのも手だし、逆にあえて同じタイミングで同じパターンのギャグを繰り返し、ループ感を強調するやり方もあるかもしれない。寿限無に代表されるように「繰り返しの笑い」というのはある。ヒップホップ的で面白いのではないか。まあ、妄想ですけど。

今回はまだ制作途中で、来年8月に正式版が公開されるのだそうです。
それにしても、『台本問題』といい、教育ネタになると京都弁が出てくるね。やはり京都教育大中退だから?


仲入り


●立川吉笑『サプリメント泥棒』
コンビニバイト時代を語るまくらから、うまく噺に入れない。自嘲しつつ進行。
ここで僕は初めて吉笑さんが自作の噺で女性を演じるところを観た。しかも女性二人の会話。
ま、取り立ててどうということもないけどね。
やはり「サプリの効能に基づく疑念(いちゃもん)」という、同じパターンで繰り返しているので、一本調子になり、前半笑えても後半ややだれてくる。
まあいいんです。ここ勉強会だしね。これから煮詰めてくれれば。前半はずいぶん笑ったし。


●立川笑二『鮫講釈』
台風が近づいていたのでまくらも早々に切り上げて噺へ。講釈に持っていくまでは、やや急ぎながらもいつも通り楽しく噺を進めていたが、やはり講釈は難しい。しっかり覚えて読んではいたけど、講談独特の迫力・グルーヴは感じられなかった。いいんです。勉強会なんですから。これから磨けば十分売り物になります。

いろいろ書いてしまったけど、やはりこの会は好きだなー。ほのぼのと下雰囲気の中に、旺盛なチャレンジ精神が感じられる。
今日もほとんど満員でした。

次回は10/29月曜日だそうです。残念だけど何とか都合つけたいな。


IMAG1352

関連記事: ごちそうさま! : 立川談笑一門 弟子勉強会(第八回)

m_shike at 09:30コメント(0)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

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