『シェアする落語』次回は7/7です。

2012年09月03日

第2回紀尾井町のダンナ2012/08/30 談奈 里う馬 談吉 #rakugo #落語


去年も来ましたこの会。会場が会社に近かったので今年も参加。
IMAG1222

立川談吉『置泥』
立川談奈『たがや』
土橋亭里う馬『へっつい幽霊』
仲入り
テツandトモ『漫才』
立川談奈『船徳』
残念ながら満員になった去年に比べると空席がある。でも7割以上は埋まってるんじゃないかな。しかも若い着物の女性が多い。なかなか華やかな雰囲気。


●立川談吉『置泥』
開口一番、すたすたすたたと走って登場。この噺は本当に談吉さんに似合う。
楽しい。「でね?」と繰り返すたんびに笑う。


● 立川談奈『たがや』
岡谷の太鼓祭りで痛めてしまった喉の調子は戻ってなかった。
浅草王子に続いて今年三回目となる談奈さんのたがや。出来は王子とほぼ同じくらいかな。
「さっき落語はリアリズムだと言ったばっかり」とブラック師に習った無茶なクスグリを入れるのは好き。


● 土橋亭里う馬『へっつい幽霊』
立川談奈という名前についての昔話をまくらに。
家元評するところの『楷書の芸』。楽しかったのですが、なぜか里う馬師の高座ってなんとなく長く感じるんですよね。なんでだろう。多分こっちの感覚の問題。


仲入り


● テツandトモ『漫才』
冒頭トモさんの家元物真似が似ていてびっくり。
そこからはもうノンストップ。歌う!踊る!走る!百面相する!脱ぐ!でも下に着ている!。

めちゃくちゃパワフル。あんなに舞台の隅から隅まで使いまくる芸は初めて見ました。一つ一つが面白いし、構成がまたうまい。


● 立川談奈『船徳』  
浅草早朝寄席の中途半端な出来よりは良かった(睡眠不足でちょっと寝てしまいこのブログで詫びたけど、思い出せるところを見るとそんなに寝てなかったのかな)後で聞いたら、浅草では時間が押していてごっそり削ったためとのこと。 

しかしまた喉がよくない。ちょっとそれに引っ張られる形で、徳さんよろしく ヘトヘトに。リズムが危ういところが出てくる。なんとか持ち直して桟橋までたどり着いた感じ。

まくらは2席とも面白かった。「談吉は腹黒い」「岡谷太鼓祭りはとんでもない」などなど。


談志最初と最後の弟子、そして談志お気に入りの色物を呼んでのこの会、楽しませてもらいました。  

去年書いたことだけど、僕は談奈さんのスケールの大きさと、まじめに仕事をコツコツこなしている姿勢を買っている。
ただそれだけに、喉の調子の悪さに引っ張られ過ぎたことが気になる。
緞帳が下りるときの表情に不本意が現れていた。客は拍手しているのだから堂々としていればいいのに。

もう真打近いのだから、もっとどっしり構えて欲しいなとは思う。


打上げでは 師匠の左談次師も参加してお賑やかに盛り上がりましたよ。

m_shike at 22:30コメント(0)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

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