2012年08月18日

地元名人競演!第17回王子落語会 左談次 鯉昇 米紫 談奈 2012/08/15 #rakugo #落語


敗戦記念日は、それとは関係なく、これまた豪華な落語会へ。
  
王子落語会 

地元在住の名人二人が揃い踏み。この顔付けで2000円。
でも当日券あったんですよ。終わってみれば108人の満員でしたけど。
立川談奈『たがや』
瀧川鯉昇『千早振る』

仲入り

桂米紫『蛸芝居』
立川左談次『阿武松』 



●立川談奈『たがや』
まくらからちょっとずつ毒入りで。端正で上品な談奈さんは多少毒吐いても崩れないんだからいつもこんな感じでいいんじゃないかな。お祭りの司会で喉痛めていたみたいだけどほとんど分からなかった。
噺のほうは前回聴いた浅草早朝寄席に比べると入れ事がぐっと増えて楽しい仕上がりに。
前の師匠快楽亭ブラックに教わった噺で、ブラック師は志ん朝師に稽古つけてもらったんだそうだ。今回は侍の首が飛んだけど個人的には前も書いた通り、どっちでもいい。


●瀧川鯉昇『千早振る』
半年ぶりくらい。さすがの爆笑高座。最高ですね。
 入れ事の面白さはもはや改作と言っていいレベルだけど、それを感じさせない、力みのようなものを微塵も見せない、あくまでさらりと、ふわふわと、独自の世界を構築してしまうのが何とも素敵。『時そば』と『千早振る』は鯉昇師匠が僕の中ではベストです。ああ、独演会行きたいよお。


仲入り


●桂米紫『蛸芝居』
初めて。あ、都んぼさんだった人だ。
まくらは「大阪は地名までもっちゃりしている」確かに山崎まさよしのあの曲で「桜木町」を「丼池通り」「靭公園」じゃはまらんもんなあ。というか関東の人間にとっては漢字読めない。それはともかくめちゃくちゃ歌上手いですね。

で、噺のほうは、はめものたっぷりでまことに賑やか。喋るというより演じるという言葉が相応しい大きな所作で、力の入った熱演。「ああ、上方落語聴いたなあ」という充実感がずっしりと。過去二回行った繁昌亭でもこんなの聴いたことないですよ。
 

●立川左談次『阿武松』
熱演の後は飄々。出てきただけで空気がガラッと変わるのが凄いところ。
まくらで時事ネタの毒を吐いた後に、聴くのは今年三回目のこの噺。今回もいい出来でした。なんでも、むかし家元・立川談志に教わって、それをずっと忘れていて、最近になってその時のノートが出てきたので掛けているとのこと。

「どうしても完璧にはいかない。悔しいからまた掛けちゃう」のだそうだ。

※『阿武松』は家元の絶品(家元は『鼠穴』と『阿武松』の名人)を聞いて以降、ど の師匠のを聞いても「相撲道始まって以来、六人目の横綱を張る男が敷居越しにピタ ッと頭を下げていた。武隈には分らなかったが」(言い廻しは師匠により少し違う)の 件を聞くと、人情噺でもないのに必ず涙が出る。「見出だされない才能の不運」「師 匠や客に恵まれないパフォーマ―の悲哀」を感じちゃうのかな。やたらとぶった『子は鎹』とかより、この噺の方が本来の「人情落語」だと思う。

というわけで、ケラリーノ・サンドロヴィッチ自筆のポスターが飾ってある小劇場の名門で、地元の方々や演劇人に交じってこんな豪華な落語会。ほんと楽しかった。

しかも、とある方に声掛けていただいて、なんと打ち上げまで参加させていただいた。スタッフでもないのに。しかも両師匠が目の前の席!
いやあ、びびったびびった。

どうも近場だとね、
半ズボンで下駄てなナリで出掛けようか、
って、これで麦わら帽子なら、
痩せた山下清になっちまう。  

打ち上げ、鯉昇さんの、
「淡々と喋る馬鹿ッ話」
で大笑い。
ウチの一門には無いキャラクターで新鮮でありました。 

翌日仕事だったので終電で帰りましたが、まさに夏の世の夢、の一夜でした。
考えてみれば、去年のこの日は立川談四楼師匠と初対面で朝まで飲んでたんだなあ。ほんとは身体二つあったら北澤八幡にも行きたかったわけですが。


帰りの電車が桜木町行きで、これがまた。


 IMAG1192


m_shike at 22:00コメント(0)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 

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