2012年08月17日
道楽亭若手落語家まつり 「明日に向かって」15〜紅白落語合戦〜 宮治 こはる 粋歌 志ん吉 2012/08/14 #rakugo #落語
●桂宮治 『道灌』
道楽亭の楽屋はカーテンで仕切る1畳程度のスペース。今日は満員42名でそのスペースまで椅子を並べてしまった。楽屋代わりに提供されたのは徒歩8分の「その手のホテル」。「いま僕とこはる姉さんこっちに来てますから部屋には粋歌姉さんと志ん吉兄さんだけですよ!」結局全員がこのネタをまくらに。
道灌はいつもの爆笑編で、僕の大好きな「悲しい顔」も炸裂して楽しかったけど、この会は四人同等でいいんだから片棒か強情灸掛けて欲しかった。何しろこの日「4kさんのブログ読んで今日宮治さん聴きに来ました」という人か確認できただけで二人もいたのよ!
●立川こはる『不動坊』
道灌はいつもの爆笑編で、僕の大好きな「悲しい顔」も炸裂して楽しかったけど、この会は四人同等でいいんだから片棒か強情灸掛けて欲しかった。何しろこの日「4kさんのブログ読んで今日宮治さん聴きに来ました」という人か確認できただけで二人もいたのよ!
●立川こはる『不動坊』
「なんでラブホテルって言わないんですかね。歯ブラシ使っちゃいました」と まくら。声が嗄れていて、途中苦しいところが何か所か。似合う話ではあると思うので、ここから磨いていくと思うと楽しみ。
仲入り
●三遊亭粋歌『人祓い神社』
初めて。うわ面白い。独身に疲れたアラサー女性のキャラはなんとなく昔の青木さやか(いまの彼女を知らないので)を連想させるが、描写がもっと細かいし、主人公以外のギャル巫女・宮司・中学生もきちんと演じ分けられていて、しかもあまりクサくない。流行り言葉を大胆に噺の中に取り込んで、なにかジャーナリスティックな香りさえする。その分、噺の寿命は短いだろうけれど、五代目柳家つばめが提唱した創作落語ってこんなものじゃないかな。また聴きたい
初めて。うわ面白い。独身に疲れたアラサー女性のキャラはなんとなく昔の青木さやか(いまの彼女を知らないので)を連想させるが、描写がもっと細かいし、主人公以外のギャル巫女・宮司・中学生もきちんと演じ分けられていて、しかもあまりクサくない。流行り言葉を大胆に噺の中に取り込んで、なにかジャーナリスティックな香りさえする。その分、噺の寿命は短いだろうけれど、五代目柳家つばめが提唱した創作落語ってこんなものじゃないかな。また聴きたい
●古今亭志ん吉『一分茶番(権助芝居)』
多分初めて。生きのいい感じで良いですな。この噺は苦手なんだけど、見得とか決まるところがピタッと決まると権助が引き立っていい感じに収まることを発見。テアトルエコー出身だそうで、今度、国立演芸場の芝居版『文七元結』に文七で出るそうな。
全体的には三人が宮治さんのパワーに押されながらも(宮治さんを立てていたのかも?)、それぞれの個性をちゃんと出して楽しい一夜でした。
打ち上げ参加は20人 。ものすごい人口密度の立食パーティで、またまたブログ読者の方にお声掛けていただきました。有難うございます。