2012年07月22日
満員札止め! 立川流広小路寄席 2012/07/16 #rakugo #落語
原点・立川流の翌日、今度は久しぶりに立川流寄席。お江戸上野広小路亭へ。
またも出遅れたけどなんとか開場と同時に入場。最前列に座る。
見上げる感じの落語。
立川笑二『かぼちゃ屋』受付が昨日の開口一番、立川吉笑さん。前座が足りないから手伝いに来たんですな。打ち上げの酒も抜けてないだろうに。お疲れ様です。
立川らく人『初天神』
泉水亭錦魚『青菜』
立川幸之進『寄合酒』
立川志らべ『初音の鼓』
立川キウイ『名人への道』
立川龍志『船徳』
仲入
立川らく里『つる』
立川談吉『置き泥』
土橋亭里う馬『お化け長屋』
立川雲水『日和違い』
立川談笑『堀の内』
●立川笑二『かぼちゃ屋』
堂々としたもんですよねえ。これだけできると他の落語会からも引っ張りだこになるんじゃないかなあ。
●立川らく人『初天神』
初めて。なんとなく雰囲気がイ・パクサ。まだつかみどころがない。
●泉水亭錦魚『青菜』
久しぶり。なんか前よりゆったりと余裕がある感じ。良かったです。
●立川幸之進『寄合酒』
前回は侍の怖い顔でビビらせましたが、今回は多数の登場人物をしっかりと演じ分けてまずまずの出来。
●立川志らべ『初音の鼓』
ツイッターではよくお見かけしていたけど初めて。いやあさすがの音楽マニア。プリンスの話を持ち出しても客の8割は分かんないと見たw
ミッキー・カーチスさん関連の暴露話がむちゃくちゃ面白い。
噺のほうも音楽がらみで、僕の知っている方とはちょっと違ったショートバージョンだったけど、大変楽しませていただいた。
●立川キウイ『漫談・名人への道』
どういじられたかというと「短命やりましょうか?」。
前に僕がキウイ師の短命を3回立て続けに聴いたことをブログに書いたため。別にいじってもいいけど他の客に分かんないでしょ。
落語ばかりの立川流寄席で漫談を挟むのは正しい選択。
キウイ師の漫談は面白いしね。今回もほとんど前に聴いたネタなのに笑っちゃったし。
あと、客席で場の空気を壊す客( ついつい喋っちゃう客とか)を何気に収めちゃうのもお得意なんですよ、この師匠は。
●立川龍志『船徳』
さすがとしか申し上げようがないですね。佇まいがもうたまらなくかっこいい。
ひと声発しただけで江戸っ子の可愛らしさが滲み出る。
この前末廣亭で見た柳家さん喬師の船徳も素晴らしかったけど、龍志師はよりさっぱりと江戸前で、どちらが好きかと言われればこっちを取ります。
仲入
トイレに行くと、受付の吉笑さんが申し訳なさそうにお客さんを返す声が聞こえてきた。 見事に満員札止めなんだなあ。
● 立川らく里『つる』
顔が落語家っぽくていいんですよねえ。クイツキの空気をきちんと作りました。
● 立川談吉『置き泥』
錦魚さんと出番を変わったそうでずいぶん深い(後半の)出。ここまで出ているネタとかぶる噺(ネタがつく、とかいいますな)は出来ないので、やれる噺が残っているかどうかでドキドキしていたらしい。
まくらは自信のなさをぐるぐる回すみたいな感じなんだけど噺に入ると一転、巧みにリズムとメロディをコントロールするグルーヴィーな一席で、最後の最後まで夢中で聴いてしまいました。やはりこの人は凄い。
● 土橋亭里う馬『お化け長屋』
上手いのですよ。いい出来なのですよ。でもこの順番にしては長すぎませんかい?
● 立川雲水『日和違い』
こちら初めての噺。三題噺検索「落語 易者 天気」で演題判明。この師匠独特の毒は少なめなれど、なかなか楽しい。
● 立川談笑『堀の内』
上がってみたら時間があと7分しか! トリでしょ?なんでなの?
夏の談笑師ということで『たがや』を期待してたのになあ。
もちろんちょっと延長して、堀の内で腸が捻じれるほど笑わせていただいたので何の文句もないんですが、もう少し時間、欲しかったなあ。
談笑師の『たがや 』 は「お客参加型」でこれがまた最高なんですが、どこが最高なのか言ってしまうとすなわちネタバレなんですよ 。
------------
とまあ、いろいろありましたが、特筆すべきは札止め満員になったこと。
談笑師がトリの時(とくに土日休日)は電話予約必須ということでお願いします。
予約すると500円安くなるし。
というわけで、前にも書いたけどこの充実度で、予約しとけば1500円。ほんとに安いのですよ立川流は。
色物と連係プレーが売りの定席も嫌いじゃないけど、コストパ考えるとねえ。
ただ、立川流も夜席は苦戦。好不調の波が大きくて、つばなれしない日も結構あるみたい。 もっと宣伝したほうがいいと思うんですが。Webサイトは相変わらずフレーム使用だし。
◆関連記事
超満員の立川流の寄席 - ふんわりな時間 仕事を続けて30年 生き方 暮らし方
堂々としたもんですよねえ。これだけできると他の落語会からも引っ張りだこになるんじゃないかなあ。
●立川らく人『初天神』
初めて。なんとなく雰囲気がイ・パクサ。まだつかみどころがない。
●泉水亭錦魚『青菜』
久しぶり。なんか前よりゆったりと余裕がある感じ。良かったです。
●立川幸之進『寄合酒』
前回は侍の怖い顔でビビらせましたが、今回は多数の登場人物をしっかりと演じ分けてまずまずの出来。
●立川志らべ『初音の鼓』
ツイッターではよくお見かけしていたけど初めて。いやあさすがの音楽マニア。プリンスの話を持ち出しても客の8割は分かんないと見たw
ミッキー・カーチスさん関連の暴露話がむちゃくちゃ面白い。
噺のほうも音楽がらみで、僕の知っている方とはちょっと違ったショートバージョンだったけど、大変楽しませていただいた。
●立川キウイ『漫談・名人への道』
立川キウイ@tatekawa91@shike 昨日はお久しぶりでした。(^-^)客席に四家さんを見付けると、ついイジってしまう癖があることは、お許し下さい。m(__)m
2012/07/17 16:01:41
どういじられたかというと「短命やりましょうか?」。
前に僕がキウイ師の短命を3回立て続けに聴いたことをブログに書いたため。別にいじってもいいけど他の客に分かんないでしょ。
落語ばかりの立川流寄席で漫談を挟むのは正しい選択。
キウイ師の漫談は面白いしね。今回もほとんど前に聴いたネタなのに笑っちゃったし。
あと、客席で場の空気を壊す客( ついつい喋っちゃう客とか)を何気に収めちゃうのもお得意なんですよ、この師匠は。
●立川龍志『船徳』
さすがとしか申し上げようがないですね。佇まいがもうたまらなくかっこいい。
ひと声発しただけで江戸っ子の可愛らしさが滲み出る。
この前末廣亭で見た柳家さん喬師の船徳も素晴らしかったけど、龍志師はよりさっぱりと江戸前で、どちらが好きかと言われればこっちを取ります。
仲入
トイレに行くと、受付の吉笑さんが申し訳なさそうにお客さんを返す声が聞こえてきた。 見事に満員札止めなんだなあ。
● 立川らく里『つる』
顔が落語家っぽくていいんですよねえ。クイツキの空気をきちんと作りました。
● 立川談吉『置き泥』
錦魚さんと出番を変わったそうでずいぶん深い(後半の)出。ここまで出ているネタとかぶる噺(ネタがつく、とかいいますな)は出来ないので、やれる噺が残っているかどうかでドキドキしていたらしい。
まくらは自信のなさをぐるぐる回すみたいな感じなんだけど噺に入ると一転、巧みにリズムとメロディをコントロールするグルーヴィーな一席で、最後の最後まで夢中で聴いてしまいました。やはりこの人は凄い。
● 土橋亭里う馬『お化け長屋』
上手いのですよ。いい出来なのですよ。でもこの順番にしては長すぎませんかい?
● 立川雲水『日和違い』
こちら初めての噺。三題噺検索「落語 易者 天気」で演題判明。この師匠独特の毒は少なめなれど、なかなか楽しい。
● 立川談笑『堀の内』
上がってみたら時間があと7分しか! トリでしょ?なんでなの?
夏の談笑師ということで『たがや』を期待してたのになあ。
もちろんちょっと延長して、堀の内で腸が捻じれるほど笑わせていただいたので何の文句もないんですが、もう少し時間、欲しかったなあ。
談笑師の『たがや 』 は「お客参加型」でこれがまた最高なんですが、どこが最高なのか言ってしまうとすなわちネタバレなんですよ 。
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とまあ、いろいろありましたが、特筆すべきは札止め満員になったこと。
談笑師がトリの時(とくに土日休日)は電話予約必須ということでお願いします。
予約すると500円安くなるし。
というわけで、前にも書いたけどこの充実度で、予約しとけば1500円。ほんとに安いのですよ立川流は。
色物と連係プレーが売りの定席も嫌いじゃないけど、コストパ考えるとねえ。
ただ、立川流も夜席は苦戦。好不調の波が大きくて、つばなれしない日も結構あるみたい。 もっと宣伝したほうがいいと思うんですが。Webサイトは相変わらずフレーム使用だし。
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