2012年06月17日
秘密のまるこしら 立川こしらシークレット落語会 2012/06/13 #rakugo #落語
書いていいのかな。何にも言われてないから書いちゃおう。
不思議なお誘いがありました。
「シークレット落語会があるから来ませんか」
無料だというし、申し込んでみたら当選連絡。共演は鈴々舎馬るこさんだと!
行きましたよ。外苑前。
地下鉄の出口で待ち合わせた招待者は6人。
会場はなんとあの、エイベックス社内の会議室。
高座はキャスター付きのテーブルに毛氈敷。派手に動くとちょつとキコキコする。
鈴々舎馬るこ『牛ほめ』鈴々舎馬るこ『死神』仲入り立川こしら『火焔太鼓』
客は全部で40人くらい。どうやら大半が社員。
エイベックスとはいえ、特に録音しているようではなく。
まず、こしらさんのCD『高速落語R-30』の制作を担当したエイベックスK氏のご挨拶。
つづいてお馴染みUWFのテーマに乗って馬るこさん登場。
●鈴々舎馬るこ『牛ほめ』
ものすごく久しぶりの馬るこさん。落語初体験客が多そうな時のお約束みたいなまくらを振りつつ、エイベックスから出る深夜寄席のCDについて、ものすごく一生懸命仕事したのに、肝心の自分の落語がそのCDに入っていなくて唖然としたと。というか、深夜寄席CDがでるんだ!いいね。
ネタはお得意の改作で、おじさんのおうちはデザイナーズハウスでした。
●鈴々舎馬るこ『死神』
そのままもう一席。おもちゃの刀を持ち出して「芸がないのでこういうものも使います」と、こちらも改作で馬るこさんらしいギャグ満載。昔の子ども番組ネタはドカンドカン受けていたけど、鈴々舎風車さんネタなんか普通の人わかんないよwわれわれ招待客だけがうけてました。
馬るこさんは普通に古典を語っても抜群にうまいので、そういうのも聴きたかったなと。でも新作も面白いしな。ある意味柳家喬太郎師のように「落語でできることを全部やる」タイプなのかも。
仲入り
●立川こしら『火焔太鼓』
まくら35分w
どの話も面白いけどさ、長すぎだろw
・CD『高速落語』、メール貰って最初は詐欺かと思い「歌には自信あります」と返してしまった。企画を出したら営業の人が3枚同時発売にしましょうと、バカじゃないか。喋るだけでなく録音もやってくれ、マスタリングもお願い、ジャケットのデザインも、やってないのは封入くらいか。そっちの仕事はなんたよ。
・山形で船下りの会場に呼ばれた。ゴムボートの上に高座ができていて……これはネタ割らないでおこうっと。
・老人たちの野球。特殊ルール。お金だけはやたら持ってる。エイベックスは若者にこび売らず老人からお金取るべき。
などなど。
本人も客もやや疲れたところで「エー江戸っ子は」とはじまる噺なんですが、道具屋がお金貰うところを飛ばし、火焔太鼓の謂れすら飛ばし、なんで値が付く太鼓なのか全く分からないまま、それでもたっぷりウケとって終了。
前回のなまらく両国亭同様に「女房の妄想のほうが長い火焔太鼓」でも楽しゅうございました。
前回のなまらく両国亭同様に「女房の妄想のほうが長い火焔太鼓」でも楽しゅうございました。
帰りにファンの方にお伺いしたんですが、独演会「こしらの集い」でもだいたいこんな感じで、最近ではBL風味の落語をやったりするそうな。受けるときと滑るときの差が激しく、滑った会のときは客のツイートがしーんとしているので大体わかると。くくく。
今回思ったのは、この二人なかなか良い組み合わせなのではないかということ。
汗を拭きつつ熱演し爆笑を取る「火の玉落語家」馬ること、涼しい顔して狂気を突き刺しやはり爆笑を取る「ペラペラにクール」なこしらさん。まさに好対照。
汗を拭きつつ熱演し爆笑を取る「火の玉落語家」馬ること、涼しい顔して狂気を突き刺しやはり爆笑を取る「ペラペラにクール」なこしらさん。まさに好対照。