2012年06月17日

末廣亭深夜寄席(芸協:小痴楽/宮治/夏丸/双葉)2012/06/16 #rakugo #落語


落語を聴いてみたい、という方が2名様いらっしゃいまして。
一人は初めて、もう一人は長らくご無沙汰で、寄席は体験したことがないと。
というわけでご案内してみました深夜寄席。
末廣亭深夜寄席 芸協120616
出演者四人がぼんやり写っている写真。

柳亭小痴楽『まんじゅうこわい』(饅頭怖い)
桂宮治『道灌』
桂夏丸『朝這い』(三人旅・神奈川宿)
橘ノ双葉『殿様団子』


●柳亭小痴楽『まんじゅうこわい』(饅頭怖い)
小痴楽さんは初見。こんなこじゃれたパロディチラシをこしらえる落語家はどんな人なんだろうと思っていた。
軽妙なまくらで軽く温めた後に噺に入るが、オーソドックスな型にところどころ自前のクスグリを入れて、それが当たったり外れたり。一番沸いたのがアリとクモを間違えたところで、ここを逆利用してうまく笑いにつなげた。ま、褒めちゃいかんのかも。ややオーバーな表情の作り方がいい。まだまだ模索中だとは思うけど、この軽さが生きる噺をまた聴いてみたいと思った。
 

●桂宮治『道灌』
芸協の深夜寄席初登場ながら、今日の一番人気。待ってましたの声がいくつも。僕も。
まくらから場内の気温を急上昇させるほどの爆笑を取る。やはり声量とテンポが圧倒的。
道灌は二度目で、あとでご本人「ボロボロでした」と。確かに小痴楽さんにつられたようにトチリが多かったし、出来で言ったら前のほうがよかったけど、わずか125円で100人以上の爆笑に包まれながら、自分も腹の筋肉を傷めるような喜びに浸れた。
八っあんが寒いギャグを言った後に落ち込むところが何度見てもたまらなく可笑しい。

ちなみに落語協会の深夜寄席は、初登場はトリなんだそうで、協会で違うのですね。

こちらもよろしく。
[落語会情報]桂宮治vs立川吉笑(2012/07/13):裏[4k] 

●桂夏丸『朝這い』(三人旅・神奈川宿)
代演。初見。顔かたちからスッと伸びた背筋、江戸言葉より端整な語り口は誰がどう見ても桂歌丸師の弟子。と思ったら違ってたよ。師匠は人物伝や『常磐ハワイアンセンター物語』でおなじみの桂幸丸。
初めて聞く噺だったが三人旅の発端なのね。
爆笑が取れる話ではないけど、きれいな語りと形でそこそこに引き込まれた。自分の得意を知っている感じ。もう少し華のようなものがあるといいのかもしれないけれど。
 

●橘ノ双葉『殿様団子』
初見。小さな子どもがいて、ご主人は元力士。なんて話を絡めたまくら。ちょっと青木さやか的なグチっぽさが、なんかじわじわ面白い。
「この前、師匠の橘ノ円に稽古つけてもらって激しくダメだしされた」「今日はその噺をやります」と。
これも初めて聴く噺で、珍品の一つらしい。
まあ、大体のところは士族の商法つまり『素人鰻』『御膳汁粉』と同じ。
女性の声では仕方ないんだけど、もう少し人物を描き分けてくれると聴きやすいんだけどなあと思った。
団子を食いながら「なんかさっきみたな、あ、まんじゅうこわいだな。ネタついてるな」というのに笑った。深夜寄席は自由だな。

知らない話を聴くのは好きだ。皆さんもっといろんな噺をやりましょう。

師匠の噺。

全体的にとちり大目ではありましたが、これで500円は相変わらずのハイコストパフォーマンス。お連れしたお二人にもご満足頂いたようです。
深夜寄席のハンデは、終演後に飲みに行きにくいことくらいしかないですな。23時になっちゃうのでね。


m_shike at 00:49コメント(0)トラックバック(0)落語 | 生落語感想 

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